現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2008年05月26日

メルマガVol.795「ミスト」★★☆


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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


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  Vol.795「ミスト」★★☆         2008.5.15(木)
 ̄             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   突然、霧に覆われた田舎町。食料品店に閉じこめられた
   住民たちは、孤立したまま次第に対立を深めていく…。

  【2】Michelin
   新宿、メディアージュなど、いくつかのシネコンで上映中。

  【3】Review
   パニック映画なのにダラッとしているが、テーマは重い。

  【4】Column
   裁きは誰にも分からない。人は自らを信じて生きるだけだ。

___________________________________________________The Mist

「ショーシャンクの空に」のダラボン監督&キング原作がまた実現。
今回はどちらかというと、パニック映画のような内容らしい。
パニック映画がダラダラしちゃうと、つまらない予感もしますが…。
キャストにはマーシャ・ゲイ・ハーデンら、けっこう地味な選出。

<オフィシャルサイト>
http://www.mistmovie.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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嵐に見舞われた田舎町では、食料品店に買い出し客が溢れていた。
突然、周囲が霧に包まれると、血まみれの男が店に飛び込んでくる。
不気味な状況のなか、店内に立て籠もることを決めた人々だが、
何の助けも期待できないまま、やがて店内では対立が始まる…。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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いくつかのシネコンでやっているのですが、
どこも来週以降の上映予定は未定になっていて、
まあ、あんまり入っていないからかなあ、と…。

でも、大きなスクリーンで観ないと、
パニック映画はつまらないですよね。
できればシネコンまで足を伸ばしたいところ。

▼新宿(歌舞伎町) 新宿東亜興行チェーン
〜5/17(土) 10:10/12:30/15:00/17:30/20:00/22:25/0:40/2:55〜5:00(
終)
5/18(日)〜5/21(水) 10:10/12:30/15:00/17:30/20:00〜22:15(終)

▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
5/16(金) 10:15/12:45/15:15/17:45/20:15〜22:30(終)
5/17(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
5/16(金) 10:30/13:20/16:10/19:00/21:50/24:45〜27:05(終)
5/17(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼お台場 シネマメディアージュ
5/16(金) 12:00/14:50/17:35/20:20〜22:40(終)
5/17(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼池袋 シネ・リーブル池袋
5/16(金) 12:10/14:35/17:00/19:25〜21:35(終)
5/17(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼有楽町 有楽町スバル座
11:15/13:40/16:15/18:50〜21:05(終)

▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
5/16(金) 11:40/16:25/19:05/21:40〜23:55(終)
5/17(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい


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┃3┃ Review (観おわったあなたへ)
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【ポイント】★★☆

<内訳>
テーマ   :★★★★
ストーリー :★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★

>テーマ ★★★★<
絶望的な状況で、人間たちが何を考え、どのような行動に出るか、
さまざまな場合分けを示しながら、人間の愚かさと限界を見せる。

>ストーリー ★★<
基本的に店内でしか物事が進行しないのに、個々の場面がやはり
ダラッとしてるので、パニック映画なのに展開が遅くて疲れる。

>キャスト ★★★<
やっぱりマーシャ・ゲイ・ハーデンのメシアぶりは、人の神経を
見事に逆なでする出来映え。他の人々は、あまり目立たない。

>スタッフ ★★<
サスペンスフルな内容なのに、テーマに沿ってじっくり撮ると、
あんまり恐怖感がたたみかけてこない。予想してはいたが…。

>総評 ★★☆<
やっぱりダラダラしてましたね。
ダラボン監督だから、分かってましたが。

しかし、希望の見えない状況のなかで、
いろんな人々が、さまざまに行動するという設定は、
実は「ショーシャンクの空に」に似ていて、面白く。

掲げているテーマも、半分は宗教的であり、
人間の努力は、どこで間違い、どこまで通じるか、
ということを考えさせてくれる、なかなか重いものです。

面白くはないですが、つまらなくもなく。
考えさせてくれますが、爽快な結末でもありません。
微妙な映画ですが、ダラボン監督が好きなら。


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
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先日、東京でも地震があった。
深夜に起こされて、イヤな思いをしたものだ。

しかし、中国ではもっとひどい地震が起きた。
小さな地震に起こされて、イライラするよりも、
命があって良かったと、思うべきなのだろう。

天災は、いつ起きるかも分からない。
誰を襲い、どこで遭遇し、
誰が生き延びて、誰が死ぬか。
そんなことは、誰にも分からない。

もちろん、本人にだって分からない。
霧に閉ざされた街で、一歩外に出れば、
生きて還ってこられるか、分かりはしない。

ひょっとすると、怪物に襲われるかも。
ひょっとすると、何も起きないかもしれない。
しかし、じっとしていたからと言って、
助けが来るとは限らないし、来ないとも言えない。

全ての行動に、何の根拠もなくなる。
それが、天災のもたらす事態であり、
人々がパニックになる原因でもある。

信じられるのは、自分の直感だけだ。
しかし、多くの人は自分を信じて、
自分の行動に自信を持ったりもできない。

すると、「これは神の仕業だ」という連中が現れる。
信心深い行動をしていれば救われ、
そうでなければ、命を落とすのだという。

結果的に、命を落とした者については、
信心深くなかったからだということになり、
生き残った者はみな、信心深いわけで、
すると誰もが自分を肯定された気分になる。

だから、この手の発言は威力を発揮する。
「信心深さに基準なんかないだろう」と、
反論したところで、誰も聴いてはくれない。

人間は、ふと自己責任を突きつけられると、
どうしても何かを頼りたくなる生き物なのだ。

もちろん、それが悪いとも言い切れない。
自分を信じて、自分の力で、未来を切り開き、
精いっぱい行動したとしても、生き残る保証はない。

最後まで、精いっぱいに生きる人間たち。
この映画では、彼らの行方を追い続けるが、
この結末に、誰も文句を言うことはできまい。

天災は、いつ、どこで、誰を襲うか分からない。
例えどんなに努力しようと、生死は誰にも分からない。
それが人生であり、人間の限界でもある。

もしもそれが神の裁きだというなら、
いったい何の罪が、いつ裁かれるのか。
それは人間には、いっさい分からないことであり、
意外な人々が生き残るのも、また裁きの故なのかもしれない。

2008/5/15 恵比寿ガーデンシネマにて。


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┃6┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「ブレス」…………………………………………………

「悪い男」以来、「サマリア」「うつせみ」と傑作を作り続ける
韓国の鬼才、キム・ギドク監督。今回は主演にチャン・チェン。
最近では呉清源を演じた二枚目俳優が、ギドク作品でどうなるか?
まあ、ギドクは俳優の名前に、あまりこだわりはなさそうですが。

で、次回もお楽しみに。次回は月曜の予定。
http://www.cinemart.co.jp/breath/


★今後の予定など………………………………………………………

来週はトム・ハンクスとジュリア・ロバーツが共演、
何だかくどい二人の政治ドラマ「チャーリーウィルソンズウォー」。
http://www.charlie-w.com/

それと、密会王ジョゼフ・ファインズが監獄の看守に。
監獄は密会じゃなくて面会ですが…相手はネルソン・マンデラ。
もちろん、内容はとてもシリアスな社会派映画のはずです。
「マンデラの名もなき看守」http://mandela.gyao.jp/

その他、今月は以下のような予定。
サラ・ポーリーが監督業に進出して、
いきなりオスカーにノミネートされたという、
「アウェイフロムハー」が、気になるかな。
あとは篠原哲雄監督がまた田中麗奈を起用した時代劇とか。

というわけで、これからもお楽しみに。

「アフタースクール」http://www.after-school.jp/
「パリ、恋人たちの2日間」http://www.paris-2days.com/
「アウェイフロムハー」http://www.kimiomo.com/
「山桜」http://yamazakura-movie.com/


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

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ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.795 2008年5月15日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2008 Ak. All rights reserved.
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