現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2008年05月20日

メルマガVol.793「モンテーニュ通りのカフェ」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                     _______
  Vol.793「モンテーニュ通りのカフェ」★★★ 2008.5.9(金)
 ̄                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   芸術の都パリで、ウェイトレスを始めたばかりの若い女が、
   遠い存在だった演劇や音楽の成功者たちに

  【2】Michelin
   渋谷ユーロスペースでの単館上映。意外によく入っている。

  【3】Review
   多くの人々をリズム良く配して、うまく対照させている。

  【4】Column
   映画館と同じく、人生のドラマにもさまざまな席がある。

______________________________________Fauteuils d'orchestre

フランスらしく、気の利いた会話で楽しませるコミカルな群像劇。
コリーヌ・セローやアニエス・ジャウィといった女流監督のように、
シリアスに人生を描きながらも、明るさを忘れないドラマです。
主演のセシル・デュ・フランスも、とってもキュートで魅力的。

<オフィシャルサイト>
http://www.montaignecafe-movie.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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人生を変えようと、意を決して芸術の都パリに出てきた若い女。
ウェイトレスとして働いていると、彼女は持ち前の明るさで、
近くの劇場関係者などと次々と仲良くなり、一方で彼女自身も、
成功者と思える人々の意外な一面に、人生を学んでいくのだった。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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渋谷ユーロスペースでの単館上映です。
意外にも、けっこう入っていました。
週末はちょっと、混むかもしれませんね。
http://www.eurospace.co.jp/timetable.html

▼渋谷 ユーロスペース
11:55/14:10/16:25/18:40〜20:45(終)


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┃3┃ Review (観おわったあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★
ストーリー :★★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★

>テーマ ★★★<
妻との関係をめぐる男たちの違いや、その男たちと関係する、
女たちの考え方の違いなど、どのキャラも個性があって対照的。

>ストーリー ★★★<
物語がだいぶ乱立するなか、主演の明るい女の子を軸としながら、
リズム良く進行していくので、楽しい会話とともに飽きさせない。

>キャスト ★★★<
主演のセシルが元気で魅力的な印象を残すが、悩めるピアニストや
躁鬱気味の女優の派手なジェスチャーなど、なかなか芸達者。

>スタッフ ★★★<
強い会話で笑いをとりにいく部分と、静かなパリの夜の風景など、
いろんな場面を盛り込んで抑揚をつけ、ドラマを引き立てている。

>総評 ★★★<
なかなか楽しいフランス映画でした。
キレ気味の女優の、過激な発言に笑ったり、
悩めるピアニストの大胆な行動に感心したり、
何より、主演のセシル・デュ・フランスがカワイイです。

ちょっとした笑いを振りまきながら、
たくさんの人生を並べて違いを見せることで、
いろんなドラマが同居していることに気づきます。

誰に肩入れするわけでもなく、平等に人々を扱うので、
強い印象はありませんが、すがすがしく観られる映画。
ちょっとした息抜きには、とてもいいと思う。時間があれば。


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
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大きな劇場に入ると、実はいろんな席があると気づく。

実際は滅多に行かないのだが、一度、
サントリーホールに入ってみたりすると、
VIPが入る2階の端っこを見上げてみたり、
オーケストラの後ろにも席があることに驚く。

どうしてそんなところにあるのか、
詳しくない私には、違いが分からないが、
サッカーと同じで、現場に近い臨場感を、
求めるファンがいるのかもしれない。

他にも円形の劇場があったり、
屋外劇場があったりと、劇場には、
いろんな席があり、いろんな見方がある。

きっと、それと同じように、
人生というドラマでも、いろんな席があり、
いろんな見方が楽しめるのかも知れない。

主演として、舞台に上がれるのは一握り。
多くの人々は、小さな座席にちょこんと座り、
舞台の派手なドラマに笑ったり、感心したり。

芸術の都パリで、ピアノを弾いたり、
演劇に出たり、美術品を収集したり。
そんな「主役」の人々は、観客には、
はるかに輝いて、魅力的に見えたりする。

その輝きに憧れて、できるだけ前の方に、
席を移動したりするのは、人情だろう。

例えばパリに行き、劇場で働くというのは、
その最前列で芸術を眺めているようなものだ。
地方から出てきた若い女の子には、魅力的だろう。

けれど、そこで見えるのは、
意外と人間的で苦悩に満ちた主役たち。

女優は精神的に不安定だったりとか。
ピアニストが劇場自体を嫌っていたり。
美術品に本当は関心がない収集家がいたり。

遠くからでは気がつかなかったドラマが、
そこでは繰り広げられていて、ちょっと驚く。
なあんだ、座席も舞台も、あまり変わらない。
舞台の人たちも、意外と他人との距離を測ってるんだ。

人生という劇場では、舞台に惹かれて、
あまりに近づきすぎると、見えなくなるものがある。
もちろん、あまりに遠ざかりすぎてしまうと、
何の臨場感もない、つまらないものになる。

本当に魅力的にドラマを理解できるには、
いったいどんな席についたらいいのだろうか。
人と他人はどういう距離が、いちばん快適なのだろう?

映画でさえ、映画館の構造はシンプルなのに、
斜めに見たり、前すぎたりすると、印象が変わる。
<>どこもいろいろだ。

結局、自分にとって何がいいかは、
実際に座って、試してみるより他はない。
そのためには、何ごともやってみるしかないのだ。

主役も、端役も、観客も、舞台裏も。
そうして、いろんな人々がいることに気づけば、
人生の見方も、楽しみ方も、もっと多彩になるに違いない。

2008/5/9 渋谷ユーロスペースにて。


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┃6┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「愛おしき隣人」…………………………………………

ウェス、ポール・トーマスときて、今度はロイ・アンダーソン。
この人も北欧の「鬼才」らしい。アンダーソンの名は映画向き?
北欧映画といえばカウリスマキを始め、不思議な笑いが多い傾向。
どうやらこの映画も、だいぶ不条理に人生を描いていくらしい。

で、次回もお楽しみに。次回は月曜の予定。
http://kittoshiawase.jp/


★今後の予定など………………………………………………………

来週はいよいよ、キム・ギドク監督の新作が公開に。
主演は、最近では呉清源を演じたチャン・チェン。
国際的な二枚目俳優を擁して、今度はどうするんだろう。
あんまり俳優の名前にこだわらないイメージなのですが。
http://www.cinemart.co.jp/breath/

その他、今月は以下のような予定。
サラ・ポーリーが監督業に進出して、
いきなりオスカーにノミネートされたという、
「アウェイフロムハー」が、気になるかな。

他にも篠原哲雄監督がまた田中麗奈を起用とか。
トム・ハンクスがジュリア・ロバーツと共演とか。
密会王が今度は監獄で男と密会するらしいとか。とか。

というわけで、これからもお楽しみに。

「ミスト」http://www.mistmovie.jp/
「チャーリーウィルソンズウォー」http://www.charlie-w.com/
「マンデラの名もなき看守」http://mandela.gyao.jp/
「アフタースクール」http://www.after-school.jp/
「パリ、恋人たちの2日間」http://www.paris-2days.com/
「アウェイフロムハー」http://www.kimiomo.com/
「山桜」http://yamazakura-movie.com/


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ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
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小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

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メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.793 2008年5月9日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2008 Ak. All rights reserved.
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posted by Ak. at 12:38| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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