現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2008年04月17日

メルマガVol.784「ジェリーフィッシュ」★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                 ____________
  Vol.784「ジェリーフィッシュ」★★     2008.4.4(金)
 ̄                  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   恋人と別れ、仕事も退屈、家は水漏れ、憂鬱に生きる女。
   ある日、突然目の前に現れた少女を、彼女は保護するが…。

  【2】Michelin
   渋谷シネアミューズで、18日まで。がら空きです。

  【3】Review
   孤独を描く群像劇だが、特に新しい視点は感じられない。

  【4】Column
   オトナになるのは寂しいけれど、人はオトナになるしかない。

__________________________________________________Jellyfish

イスラエルは、意外といい映画を作ってる映画の国でもあります。
アモス・ギタイや、実はスピルバーグもユダヤ系なんですよね。
この映画は、カンヌ映画祭の新人監督賞を受賞した映画です。
これが新たなる注目監督の始まり、だったりすると面白いんですが。

<オフィシャルサイト>
http://www.jellyfish-movie.com/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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恋人と別れ、仕事も退屈、家は水漏れ、憂鬱に生きている若い女。
結婚式当日に骨折し、見知らぬホテルで退屈な新婚旅行を送る女。
遠くイスラエルでヘルパーとして出稼ぎをしているフィリピン人。
それぞれの女性たちが抱えている孤独と、出口のない悩み。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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渋谷シネアミューズでの単館上映です。
どうやら再来週までは上映するらしいです。

とても空いていたので、好きな席に座れるでしょう。
ここの場合、私は前から3列目までに座りますが。
スクリーンが小さいですからね…。

▼渋谷 シネ・アミューズ イースト/ウエスト
〜4/18(金) 11:30/13:30/15:30/17:30/19:30〜20:55(終)
※ 19:30の回は予告編上映なし


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┃3┃ Review (観おわったあなたへ)
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【ポイント】★★

<内訳>
テーマ   :★★★
ストーリー :★★
キャスト  :★★
スタッフ  :★★

>テーマ ★★★<
平凡な人生でも、さまざまな年代において女性が感じていく孤独を、
群像劇のように描いていくテーマは分かる。解決は何も見えないが。

>ストーリー ★★<
さまざまな年代の女性の物語が語られる群像劇だが、何か、
特別な事件があるわけでもなく、90分のわりに飽きてしまう。

>キャスト ★★<
特に印象に残ったものがない、残念ながら…。

>スタッフ ★★<
特に印象に残ったものがない。ラストシーンのあれが、
きっとクラゲなんだろうけど…もっと冒険的な演出でも良かった?

>総評 ★★<
あんまり、これといったものがなかったな…。

タイトルがクラゲで、不可解な少女が現れて、
意味深な詩が現れるのが、興味を惹くんでしょうが。
そこまで、発見のある詩や展開には、思えなかった。

いろんな解釈ができるようにはなっていますが、
びっくりするような、新しい考えというわけでもないし、

新人監督の挑戦するファンタジックな映画なら、
ミシェル・ゴンドリーとまでは言わなくても、
もうちょっと、新しいチャレンジもあって良かったのでは?
ダロノフスキーの「パイ」も、充分不可解で孤独だったように…。


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

大人になることは、不安になることである。

両親は、少なくとも理性ある両親は、
普通は子どもの前で、ケンカはしない。
もし、子どもが両親のケンカを見たなら。
きっと破綻は、もう目の前である。

両親は決して、自分だけのために、
生きているわけではないのだ。
でも、いつかは、誰もが、それに気づき、
子どもという「絶対的な保護」から卒業する。

それから先の人生の、何と不安なことか。
いつ、裏切るか分からない恋人。
いつ、裏切るか分からない結婚相手。
いつ、裏切るか分からない実の娘。

いつになっても、どんな血縁でも、
人は、自分をいつか、裏切るかもしれない。
自分の両親が、そうだったように。
人と人との関係は、決して永遠ではないのだ。

そんな前提を受け入れることが、
大人になることだとしたら、何と孤独なことか。
まだ5歳だったあの頃に、戻りたいと思うのも、
決して無理なことではないだろう。

しかし5歳だった自分は、いまや、
深い海の底に消えてしまっている。
彼女は、小さな息吹をクラゲのように、
海へと吐き出すだけで、何も語りかけはしない。

あの時、欲しかったアイスクリームを、
いまさら渡されても、嬉しくはない。
それは、子どもの頃に欲しかったものだから。

そして、大人になったいまは、
アイスクリームを、好きなだけ買える。
それよりも、もっと大きなものを手に出来るはず。

母親や、父親といった傘の下から離れ、
大人になることは、確かに不安なことだ。
誰にも愛されないかもしれないという不安、
それは誰にでも、いつでもあるべきことだ。

本当は、その不安をかき消すために、
仕事というものが、存在しているはずだ。
誰かに幸せと安心を与えることが、
大人の持っている、役割なのである。

子どもの前で、決して涙を見せないように。
それでも、誰かを無償で愛することが、
大人の役割であり、代え難い強さなのだ。

最も、誰もがそんな大人になれるわけではなく、
ずっと子どものように甘えたい気持ちは、
誰もが、老人になるまで、持っているのだろうが…。

2008/4/3 渋谷シネアミューズにて。


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┃6┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「モンゴル」………………………………………………

浅野忠信が、ついに世界に進出!って、彼はとっくに国際的ですが。
やっぱりアカデミー賞にノミネートってのが、重要なのかなあ。
外国語映画賞候補作で、彼が主演のチンギスハンを演じたらしい。
監督はロシア人だったり、まさにユーラシア横断な製作陣の模様。

で、次回もお楽しみに。次回は来週火曜の予定。
http://www.mongol-movie.jp/


★今後の予定など………………………………………………………

さて、4月は毎年オスカー候補作が目白押しです。
まあ、忘れられないうちに公開したいですもんね。

「つぐない」はキーラ・ナイトレイが、
「プライドと偏見」の監督と再び組んで、
かなり多くの部門でノミネートされていた作品です。
結果的に、あまり目立ちませんでしたが…。

「フィクサー」もそうですね。
ティルダ・スウィントンが助演女優賞を獲りました。
彼女は「コンスタンティン」でも「ナルニア…」でも、
いつも「人間じゃない」雰囲気があって(?)、
個人的に好きな女優さんだったので、ちょっと嬉しかったのですが。

というわけで、これからもお楽しみに。

「ランジェ公爵夫人」http://www.cetera.co.jp/Lange/
「王妃の紋章」http://wwws.warnerbros.co.jp/ouhi/
「つぐない」http://www.tsugunai.com/
「フィクサー」http://www.fixer-movie.com/
「ジェイン・オースティンの読書会」
http://www.sonypictures.jp/movies/janeaustenbookclub/
「ファクトリーガール」http://www.factorygirl.jp/
「ラフマニノフ ある愛の調べ」http://rachmaninoff.gyao.jp/

★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

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ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.784 2008年4月4日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2008 Ak. All rights reserved.
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