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★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2008年03月31日

メルマガVol.779「ペネロピ」★★★★☆

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


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  Vol.779「ペネロピ」★★★★☆       2008.3.17(月)
 ̄                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   良家の一人娘、ペネロピは生まれながらにブタの鼻だった。
   母は呪いを解く花婿を捜すが、誰もが実物を見て逃げ出し…。

  【2】Michelin
   新宿テアトルタイムズスクエアでの単館上映。空いてます。

  【3】Review
   壮大な寓話は「カラーオブハート」の再来。あともう一歩。

  【4】Column
   人は自分を選べない。それが、人生のスタート地点になる。

___________________________________________________Penelope

すっかり汚れ役が板に付いてきたクリスティーナ・リッチですが、
今回はついに、豚さんになってしまいました…。というのも、
恵まれない容姿に悩むお嬢様が、自分探しの旅に出るという、
ファンタジックなラブコメディ。共演は何と、ウィザースプーン。

<オフィシャルサイト>
http://www.penelope-movie.com/

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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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良家の一人娘、ペネロピは生まれながらにしてブタの鼻だった。
悩んだ母は、どうやら先祖の呪いだと思い、呪いを解く花婿が
現れるまで、彼女を邸宅に閉じこめる。成人後、お見合いのたびに
花婿は実物を見て逃げ出し、ペネロピは傷心の日々を送っていた。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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都心では、新宿テアトルタイムズスクエアでの単館上映です。
平日の3回目でしたが、だいたい半分弱の入りでした。
男性も1000円になる水曜や、週末はもう少し混むのかも。

▼新宿 テアトルタイムズスクエア
11:00/13:30/16:10/18:50〜20:50(終)


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┃3┃ Review (観おわったあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【ポイント】★★★★☆

<内訳>
テーマ   :★★★★★
ストーリー :★★★★
キャスト  :★★★★
スタッフ  :★★★★★

>テーマ ★★★★★<
すっかり自分嫌いな少女が、目覚めていくという物語はシンプル。
意外なところはないが、期待を裏切らないラストは感動を呼ぶ。

>ストーリー ★★★★<
深窓の令嬢が、出逢いを求めて扉を開け、力強く生きていく展開。
コミカルな場面も、温かい脇役たちの存在も、物語を盛り上げる。

>キャスト ★★★★<
自己不信に陥るお嬢様は、いまのリッチのはまり役。でも実は、
新聞記者の男が、意外と笑いを掴んで存在感がある。必見。

>スタッフ ★★★★★<
童話めいたポップでアートな絵づくりも、笑いを誘う小道具も、
カワイイブタの鼻も、感動のラブシーンも、どれもセンスがいい!

>総評 ★★★★☆<
面白かったです。ほぼ完璧なラブコメディだと思います。
女性がひとりで観ても、カップルで観ても最適です。

惜しむらくは、ほぼ期待通りに進んでしまうので、
それはそれで感動的なんですが、もうちょっと、
何かを裏切った展開もあって、良かったかなとも。

ラブストーリーとしては、二人の関係性も、
ちょっと淡泊ですね。むしろペネロピの自立に、
映画の焦点が割かれてしまって、中途半端なところはある。

しかし、壮大な寓話は、まさに「カラーオブハート」の再来。
あの扉が開く演出、最後に解ける魔法、どれも、
間違いなくあの傑作を思わせる…と思ったら、
共演のウィザースプーンが、製作も兼ねてたんですね。
なるほど、自分の出世作の影響は大きいんだろうなあ。


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

人生で選べないモノは、数多くある。

生まれてきた場所は、選べなかった。
生まれてくる家も、選べなかった。
理想的な両親も、選ぶことはできないし、
自分の容姿も、どうにもなるものではない。

もう少し手足が長かったら、速く泳げたかなあ。
もう少し顔が小さかったら、あの子の気を惹けたかも。
そんなことを考えるが、何も解決する術はない。
持って生まれたものは、変えることができないのだ。

生まれたときから、ブタの鼻をしていたペネロピ。
彼女も、彼女の母親も、最初から諦めていた。
この容姿では、誰も振り向いてはくれないと。

バカにされたり、注目されたりするのが怖くて、
彼女はずっと、ひとりで暮らしてきた。
お見合いをしても、最後の最後まで、
自分が顔を出すことは出来なかった。

きっと、外は楽しいんだろうな。
どうせ、このまま閉じこもっていても、
ステキな相手も見つからないし、
いいことだって、ひとつもないんだ。

彼女は意を決して、世界へ飛び出す。
気になる部分は、ずっと隠したまま。

すると意外と、周りの人たちが親切だと気づく。
そして意外と、誰もが悩みを持っていると思う。
ブタの鼻をしている自分でも、
気にせずに愛してくれる人はいるんだ。

別に、誰もかもに愛される必要はない。
ほんの数人でも、たった1人でもいい、
自分のことを好きになってくれればいい。
例えブタの鼻が変だからでも、理由も関係ない。

持って生まれたモノだけで、
人生に絶望する理由にはならない。
確かに、それは人生の左右はする。
けれども希望を消し去るはずはない。

人が惹かれるのは、持って生まれた部分、
きっとそれだけでは、ないはずだから。
生き方とか、懸命さとか、魅力は自分で作り出せるから。
そう信じられたとき、人生はようやくスタートするから。

2008/3/17 新宿テアトルタイムズスクエアにて。


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┃6┃ 次回予告 ほか
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「ノーカントリー」………………………………………

ついに、というか、まさか、というか、コーエン兄弟の監督作が、
オスカーを獲ってしまったこの作品。今回は「ファーゴ」以来の、
凶暴な殺人鬼を描くサスペンスで、コーエン流の皮肉もたっぷり、
そしてハビエル・バルデムの鬼気迫る演技が印象的なんだそうで。

で、次回もお楽しみに。次回は金曜の予定。
http://www.nocountry.jp/


★今後の予定など………………………………………………………

来週以降は、とりあえず以下のような予定。
お気づきのとおり、例によってこの時期は忙しく、
あまり映画を観る時間がないのですが、話題作はいっぱい!

何てったって、ウォン・カーウァイ監督の新作、
「マイ・ブルーベリー・ナイツ」が公開されます!
アメリカでの撮影!主演はノラ・ジョーンズ!
新たなるウォン・カーウァイの挑戦が楽しみです。

あとはスサンヌ・ベアがついにアメリカで撮影したという、
「悲しみが乾くまで」も、また凄いんだろうなあ。
また5を出しちゃったら、どうしましょう。

というわけで、これからもお楽しみに。

「マイ・ブルーベリー・ナイツ」
http://www.blueberry-movie.com/
「悲しみが乾くまで」
http://www.kadokawa-pictures.co.jp/official/things_we_lost_in_the_fire/


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

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小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
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ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

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http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
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メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.779 2008年3月17日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2008 Ak. All rights reserved.
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posted by Ak. at 11:21| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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