現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2008年02月19日

メルマガVol.768「フローズンタイム」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                 ____________
  Vol.768「フローズンタイム」★★★     2008.2.3(日)
 ̄                  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   失恋で眠れなくなった美大生が、スーパーの夜勤を始める。
   次第に彼は時間を止めて、女性美の描写に夢中になる。

  【2】Michelin
   渋谷Q-AXシネマでの単館上映。それなりに混んでます。

  【3】Review
   物語はつれづれな展開だが、映像や演出は興味深い。

  【4】Column
   男は妄想している。いつか、その想像が羽ばたくと信じて。

___________________________________________________CASHBACK

イングランドのファッション写真家だったショーン・エリスが、
4年前に短編映画を作成したところ、絶賛を受けて長編作品に。
当然、内容はどちらかというと芸術系で、演出重視になります。
ラブストーリー、というよりは若きクリエイターの青春物語。

<オフィシャルサイト>
http://www.frozen-time.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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失恋で眠れなくなった美大生の男。そこで夜勤をはじめたところ、
仕事場のスーパーには、傲慢な店長、いい加減な同僚たちなど、
変人ばかり。ただ、ひたすらに時間が流れるのを辛抱するなか、
彼は時間を止めて、女性客たちを描くようになっていく。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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渋谷Q-AXシネマでの単館上映です。
筆者は映画の日に行ったので、だいぶ混んでました。
通常の日は分かりませんが、それなりには混んでるのでは?

気になる人はネット予約もできるらしいので、ご参考までに。
http://www.q-ax.com/index.cfm?action=workstime

▼渋谷 Q-AXシネマ
11:45/14:05/16:20/18:40/21:00〜終23:00


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★
ストーリー :★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★★★

>テーマ ★★<
青年の異性への目覚めから、実際の恋物語、仕事場のドタバタ、
そして夢の実現など、学生の雑多な日常がとりとめもない。

>ストーリー ★<
前半は主人公の妄想が繰り広げられ、後半は恋物語になっていく。
演出の良さで、物語の興味が何とかつながっている。

>キャスト ★★★<
頼りなげな主人公、変人ばかりの同僚たちもさることながら、
サラ・ポーリー似のヒロインが、大きな瞳で印象に残る。

>スタッフ ★★★★★<
光の具合はもちろん、シーンによって色彩がくっきりと分かれ、
新鮮な印象を与える。浮遊感やジョークも多彩で、大いに感心。

>総評 ★★★<
予想どおり、映像、演出に切れ味のある映画でした。
物語としては、ラブストーリーというよりは、
とりとめのない青春物語なんですが、映像が引っ張る。

何といっても、写真家だけあって絵がキレイです。
それも、ビカビカした過剰な色彩の氾濫ではなく、
場面ごとに基調となる色を決めて、きちんと使い分けている。

同じ写真家出身でも、「さくらん」とは全然違う。
この監督は、いい脚本に恵まれれば、
ひょっとすると、ひょっとするかも。


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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
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男は、妄想する生き物である。
女がどうかは、知らないが。

隣に住むかわいい女の子が、
自分とすれちがっただけで、
彼女の気持ちを、探そうとしたりする。

クラスのアイドルが、微笑んでくれただけで、
自分が好きかもしれないと、何の根拠もなく、
バラ色の未来を、想像することさえできる。

スーパーですれ違う美人の、あの服の下には、
いったいどんな身体が隠れているんだろう。
そして意味もなく、振り返ってしまったりする。

もちろん、この映画のように時間を止めて、
服をめくっては、本当は犯罪である。
それは、手鏡を持ち歩く大学教授と同じだ。

しかし、男は確かに想像している。
異性の曲線美に、惹かれていく自分を。
その美しさを描きとり、感じたい自分を。

そのために、この青年は時間を止める。
彼は、美の瞬間を切りとろうとしている。
世界中の時計を止めた、自分だけの世界で。
愛する人々の美しさを、残そうとしている。

そしていつか、その美しさと歓びを、
違う人とも分け合える日を夢みている。
それが、自分が絵を描いている理由だから。

現実は、そうもいかず、いい加減な連中、
傲慢な上司、ヒステリックな恋人と、
困ったことが溢れ、夜も眠れなくなる。

もちろん妄想ばかりを膨らましていても、
そんな現実は、決して良くならない。
それではただの、犯罪者になってしまうから。

でも、いつか、誰かが。
青年は信じつづけ、想像をしつづけ、
そして、最後にたった1人を見つけた。

この止まった時間、自在に美しさを、
求められる世界で、一緒に歩ける人を。
妄想は分かち合えた瞬間、妄想ではなく、
大きな夢となって、羽ばたいていくのである。

2008/2/1 渋谷Q-AXシネマにて。


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┃6┃ 次回予告 ほか
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「アメリカンギャングスター」…………………………

監督はリドリー・スコット、主演はオスカー俳優揃い踏みと、
「ディパーテッド」なんか目じゃないギャング映画を目指して、
結局、オスカーには2部門しかノミネートされませんでしたね。
3時間もかけて、本当に面白いんでしょうか。大作なのは分かる。

で、次回もお楽しみに。次回は火曜の予定。
http://americangangster.jp/


★今後の予定など………………………………………………………

来週のもう1本は、カンヌのパルムドール、
アン・リー監督の「ラスト・コーション」の予定。
官能的なラブシーンが話題を呼んでいる本作。
しっかし、トニー・レオンは変わらないなあ…。
http://www.wisepolicy.com/lust_caution/

今月の話題作は、オスカーがらみです。
「潜水服は蝶の夢を見る」はフランスの代表作品。
いろんなところでこの映画は評判が高い。

また「エリザベス・ゴールデンエイジ」は、
前作がケイト・ブランシェットの出世作であり、
今回もオスカーにノミネートされています。

というわけで、これからもお楽しみに。

「歓喜の歌」http://www.kankinouta.com/
「潜水服は蝶の夢を見る」http://chou-no-yume.com/
「君のためなら千回でも」http://eiga.com/official/kimisen/
「エリザベス・ゴールデンエイジ」http://www.elizabeth-goldenage.jp/


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.768 2008年2月3日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2008 Ak. All rights reserved.
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posted by Ak. at 11:49| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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