現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2008年02月08日

メルマガVol.766「スウィーニートッド」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                  ___________
  Vol.766「スウィーニートッド」★★★    2008.1.29(火)
 ̄                   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   無実の罪で、妻子を奪われた理髪師が、ロンドンに戻った。
   復讐を誓う彼は、カミソリ1本で黒幕の殺害を謀るのだが…。

  【2】Michelin
   丸の内ピカデリー他、各地のシネコンで。とても混んでます。

  【3】Review
   セリフを歌う映画であり、映画としての面白さが活きている。

  【4】Column
   名もなき人々の顔のなかに、忘れてはならないものがある。

________________________________________________Sweeny Todd

奇才ティム・バートン監督が、またまたまたもやジョニー・デップ
に刃物を持たせて、今度は歌わせてしまったという話題の映画。
また奥さんもセットですか。もはやファミリーですよね、彼らは。
そしてデップは見事にオスカーにもノミネート。内容は如何に?

<オフィシャルサイト>
http://wwws.warnerbros.co.jp/sweeneytodd/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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無実の罪で投獄され、妻子を奪われた理髪師。彼が戻ってくると、
妻は死に、幼かった娘は、彼を罠にかけた判事が幽閉していた。
復讐を誓う彼は、彼に惚れ込む階下のパイ屋の女主人と意気投合、
理髪店を再開し、カミソリ1本で例の判事がやってくるのを待つ。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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丸の内ピカデリー他、各地のシネコンでやってます。

本当に混んでます。週末は満席も多いのでは。
シネコンは事前予約、ウェブ予約がありますから、
そちらを利用した方が、いいかもしれませんね。


▼有楽町 丸の内ピカデリー1
〜2/1(金) 10:50/13:30/16:10/18:50/20:15〜22:20(終)
2/2(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
1/30(水) 10:30/13:00/14:00/15:30/16:45/18:00/20:30〜22:37(終)
1/31(木) 10:30/13:00/15:30/18:00/20:30〜22:37(終)
2/1(金) 10:30/13:00/15:30/18:00/19:15/20:30/22:00〜0:07(終)
2/2(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
1/30(水) 10:40/13:20/16:05/18:50/21:30〜23:40(終)
1/31(木)〜2/1(金) 10:40/13:20/16:05/18:50/21:30/24:15/26:55〜29:05(終)
2/2(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼新宿 新宿バルト9
〜1/31(木) 10:00/11:30/12:30/14:00/15:00/16:30/17:30/19:00/20:00/21:30〜23:40(終)
2/1(金) 10:10/11:30/12:40/14:00/15:10/16:30/17:40/19:00/20:50/21:30/23:20/0:00/1:50〜4:00(終)
2/2(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼品川 品川プリンスシネマ
1/30(水) 9:35/10:00/12:15/12:35/15:00/15:35/18:10/18:20/20:45/21:05〜23:15(終)
1/31(木) 12:15/12:35/15:00/15:35/18:10/18:20/20:45/21:05〜23:15(終)
2/1(金) 12:15/12:35/15:00/15:30/18:10/18:20/20:45/21:05〜23:15(終)
2/2(土)〜2/3(日) 9:35/10:00/12:15/12:35/15:00/15:30/18:10/18:20/20:45/21:05〜23:15(終)

▼お台場 シネマメディアージュ
〜1/31(木) 11:00/12:00/13:40/14:40/16:20/17:20/19:00/20:00〜22:10(終)
2/1(金) 11:00/12:00/13:40/16:20/19:00〜21:10(終)
2/2(土) 11:00/13:40/14:30/16:20/19:00/21:40/0:20〜2:30(終)
2/3(日)〜 11:00/13:40/14:30/16:20/19:00〜21:10(終)

▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
〜2/1(金) 10:30/13:10/14:20/15:50/18:30/19:20/21:10/21:50〜0:00(終)
2/2(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
〜1/31(木) 10:30/13:00/15:30/16:45/18:30/21:00/22:00〜0:07(終)
2/1(金) 10:30/13:00/15:30/18:30/19:30/21:00/22:00〜0:07(終)
2/2(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★
ストーリー :★★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★★

>テーマ ★★★<
復讐の愚かさが、じわじわと浮かび上がる構造は巌窟王と同じ。
不気味で残酷な映像に、慣れていく自分が、怖くなっていく。

>ストーリー ★★★<
ミュージカル映画にありがちな間延びが少なく、普通に楽しめる。
復讐の成否が興味を惹きつけ、最後のオチもキレイに決まる。

>キャスト ★★★<
歌が本職ではない役者が多いので、ミュージカルっぽさがない。
歌の印象は薄くなる一方で、人々の小市民ぶりが上手く出ている。

>スタッフ ★★★★<
ミュージカルを映画にする、という難題をバートンは見事に解決。
暗い映像と不気味な展開で、人間の陰湿さと残酷さを引き出す。

>総評 ★★★<
本誌は、ミュージカル映画を取り上げない方針ですが、
バートンが監督なので、不安を抱えつつも観てきました。

みんなが歌い出したときは、どうしようかと思いましたが、
しかしなぜか、映画としても違和感がなく、驚き。
よっぽど「チャーリー…」の方が、ミュージカル映画っぽい。

基本的に、セリフが歌になっているだけで、
映画らしい展開、テンポの良さ、残虐な人間像、
それを皮肉るコミカルな演出など、バートンらしい、
映画的展開が、きちんと満たされているのです。

きっとミュージカルファンからは総スカンでしょうが、
筆者としては、絶妙だなと改めて感心しました。
見事な歌声を披露する理髪店なんて、実際は変ですからね。

リアリティを捨てずに、面白さを残したのがこの実験作。
こういう挑戦ができるのが、バートンの凄さだと改めて感心。


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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
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生まれてこの方、30年近く、
私はずーっと同じ理髪店を使っている。

店には5脚の椅子があり、それぞれに理髪師がいる。
いろんな理髪師がいて、私の髪を切り、
いつのまにか、いなくなってしまったりする。

「誰もが理髪師の顔など、覚えていない」
スウィーニー・トッドが、最後にうそぶくように、
彼らは、日常的にお世話になるが、遠い存在でもある。
人生のなかで、何度も出逢うのに、あまり覚えていない。

理髪師にかぎらず、人生はいろんな人が支えている。
よく知らない相手でも、実はお世話になっている。

私はたまに「あの人、誰だったっけ」という人とすれ違う。
最近は年齢のせいか、物忘れもひどくなってきたが、
だいたいたどり着くのは、「あ、映画館の人」である。

チケットを買うだけ、もぎるだけの相手でも、
私の場合、何十回もお世話になっていたりするので、
名前は知らずとも、すっかり顔は覚えているのだ。

制服姿しか知らない相手が、街角ですれ違い、
私服で歩いているのを見ると、急にその人が、
「係の人」ではなく、ひとりの人間に見えることがある。

ああ、この人にとっても、映画館は仕事場で、
実際にはいろんな人生を歩いているんだろうな。
そう思うと、いろんな人生を抱えた人々に、
私の生活も、支えられているのだと考える。

そんな小さな人々の生活を、踏みにじるヤツもいる。
通りすぎていく人間たちの幸せに、
何の興味もなく、奪うことしか考えない。

そんな判事のような連中しか、
ロンドンのような大都市には住まないのか?
自分のことだけ考えていれば、
自分の復讐さえ満たされれば、
人は何をしても、かまわないのだろうか。

復讐を誓ったスウィーニー・トッドは、
自らも判事のように、小さな人々を踏みにじり、
最後には、自らも判事とともに思い知ることになる。

通りすぎていく人々のなかにも、
大切な人がいて、守るべきものがある。
誰もが、どんなに小さな人生を送り、
人からは忘れられるような存在だとしても。

彼らを無差別に踏みにじり、
殺す権利など、誰にもないのである。
残酷な結末は、そんな無名の人々の勝利でもあろう。

2008/1/27 ユナイテッドシネマズとしまえんにて。


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┃6┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「ハーフェズ ペルシャの詩」…………………………

先ごろ結婚した、麻生久美子の海外初進出作品。めでたい!
…えーと、私情はともかく、この作品はけっこう評判も良く。
監督はイランでも有名な人で、本作も映画祭にいろいろと出品、
受賞歴もいくつかある、というわけでちょっと期待してます。

で、次回もお楽しみに。次回は木曜の予定。
http://www.bitters.co.jp/hafez/


★今後の予定など………………………………………………………

金曜は「フローズンタイム」の予定。
イングランドのファッション写真家が、映画に進出、
アーティスティックに撮ったラブストーリー、らしい。
http://www.frozen-time.jp/


さて2月は、以下のような予定。

一方で、リドリー・スコットが自信満々だった?
オスカー俳優揃い踏みの「アメリカン・ギャングスター」は、
ほとんどかすりもしませんでした。まあ、常連ばかりだからなあ。

「潜水服は蝶の夢を見る」はフランスの代表作品。
オスカー以外でも、いろいろと好評を得ているようで。
「エリザベス・ゴールデンエイジ」は、前作がケイト・ブランシェットの
出世作であり、今回もオスカーにノミネートされたようで。

ノミネートが発表されると、何だかんだといって、
アカデミー賞に関する話題が増えてくるものです。
というわけで、これからもお楽しみに。

「アメリカンギャングスター」http://americangangster.jp/
「ラスト・コーション」http://www.wisepolicy.com/lust_caution/
「ミスターロンリー」http://misterlonely.gyao.jp/

「歓喜の歌」http://www.kankinouta.com/
「潜水服は蝶の夢を見る」http://chou-no-yume.com/

「君のためなら千回でも」http://eiga.com/official/kimisen/
「エリザベス・ゴールデンエイジ」http://www.elizabeth-goldenage.jp/


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.766 2008年1月29日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2008 Ak. All rights reserved.
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