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★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2008年01月07日

メルマガVol.755「マリア」★★☆


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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


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  Vol.755「マリア」★★☆         2007.12.17(月)
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  【1】STORY
   暴君の支配下、貧しい村の娘が、神の子を授かると夢に見る。
   家族や婚約者もいるのに、身ごもった彼女を待ち受ける苦難。

  【2】Michelin
   新宿テアトルタイムズスクエアが広い。意外に混んでいる。

  【3】Review
   子ども時代に聞いた通りの聖夜の物語。リアリティは高い。

  【4】Column
   誰の子どもも、神の子に見える。少なくとも、親にとっては。

_________________________________________The Nativity Story

クジラに乗っていたのも今は昔、すっかり大人になってしまった、
ケイシャ・キャッスル・ヒューズが聖母マリアを演じる聖書映画。
「パッション」がアメリカでは大ヒットして、聖書は題材になる、
と思った映画関係者は多いはず。クリスマスの真実や、いかに。

<オフィシャルサイト>
http://www.maryandjoseph.jp/

※ 1000本掲載記念について
祝電を寄せていただいた方々、有難うございました。
まだお返事できていませんが、とりあえずこの場で御礼を…。


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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暴君の支配に苦しむ貧しい村で、ある娘が神の子を授かると夢に
見る。突然、身ごもってしまった娘に、家族は戸惑い、周囲から
は冷たい視線を浴びるが、婚約者は彼女を信じて守ろうとする。
一方で暴君は来るべき救世主を恐れ、さらなる手段を講じた…。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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都心部では、新宿テアトルタイムズスクエアと、
日比谷シャンテで主に上映しているようです。

新宿の方が明らかにスクリーンは大きいです。
あまりに客席の傾斜が大きくて、登山のようですが…。
予告編もやたらと長かったです。久々に20分以上か。
正月は新作も多いし、仕方がないんですかねえ。

意外にガラガラでもなく、週末はやや混みかも。

▼新宿 テアトルタイムズスクエア
11:00/13:35/16:10/18:45〜20:45(終)
※ 12/19(水)は16:10の回休映

▼日比谷 シャンテ シネ
〜12/21(金) 10:00/12:20/14:55/17:30/19:45〜21:40(終)
12/22(土)〜 10:30/12:50/15:25/18:05〜20:00(終)

▼お台場 シネマメディアージュ
〜12/20(木) 11:30〜13:20(終)


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★☆

<内訳>
テーマ   :★★
ストーリー :★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★★

>テーマ ★★<
「神を宿す」という極限状況に陥った女性の強さを描くのか、
と思っていましたが、あまり解釈せず、普通に夫婦愛を描くもの。

>ストーリー ★★<
誰もが知っているストーリー、そのまんま。ザカリアやヘロデ王
など、枝葉も聖書に忠実なのだと思う。予想を裏切る展開はない。

>キャスト ★★★<
すっかり大人びたケイシャよりは、ヨセフ役のアイザックの方が、
困難に苦しみながらも、力強く乗り越えているようでよく見える。

>スタッフ ★★★★<
できるだけ聖書の世界を再現した映像は、確かに当時の暮らしと、
どういう環境だったのか、という想像を的確に膨らませてくれる。

>総評 ★★☆<
何のことはない、本当にキリスト降誕の物語でした。
クリスマスに、教会でやっているのと同じ、あれです。
東方の三博士が来るところ、馬小屋で生まれるところまで。

テーマとしても、何か解釈するとあとあと大変だからか、
「パッション」のように、苦難を厳しく描くこともなく、
二人の夫婦愛を、ゆっくりと見守っていく平和な物語。

ただ、当時のエルサレムやベツレヘムと言った、
聖書の中の人々、暮らしぶりを想像するにはよい映画。
そして何より、クリスチャンの方々にとっては、
やはり現実に降誕を見るかのような感動があるはず。

そういう意味では、お客さんを選ぶ映画、かもしれませんね。
少なくとも、日本においては。


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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
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親になるということは、相当なプレッシャーである。
いままで、自分の怒りも、喜びも、悲しみも、
何もかもをぶつけてきた相手に、今度は自分がなるのだ。

それは責任を背負うことである。
それも、1人の人生に対して。
しかも、何の予行演習もなしに。

生まれてくる子どもは、どうなるだろうか。
グレてしまったり、失敗したりしないだろうか。
自分のことを憎んだり、嫌ったりしないだろうか。

いままでの自分自身の愚行を振り返ると、
そうではないとは、決して言い切れない。
また、五体満足で生まれるとも限らない。
子どもが親を選べないように、親も子どもを選べない。

まして、その子が神の子だったとすれば。
来るべき救世主として、世界を救うだなんて。
私はそんな子を産み落とし、育てられるだろうか。

しかも、マリアは処女のまま受胎する。
誰が、そんなことを信じてくれるだろう。
誰とも違う子どもを、誰とも違うやり方で、
彼女は宿し、そして産まねばならないのだ。

普通に親になるだけでも、プレッシャーなのに。
マリアはどんな覚悟で、イエスを産んだのか。
彼女は主を、そして人間を信じていたのか。

そこで、意外にも力になっていたのが、
ヨセフだったのではないか、と映画は描く。
子どもを産む直接の苦しみは、女性しか分からない。
しかしヨセフは夫として、彼女が背負っていた、
親としての苦しみと責任を、分かつ決意をしていたのだ。

確かに、親になることはプレッシャーだ。
予行演習も出来ないし、親も子どもを選べない。

しかし、幸いにしてそれは分かち合えるものだ。
愛する夫がいて、愛する妻がいて、愛する家族がいれば。
きっと人はそうして、責任の重さを乗り越えて、
親へと成長していくものなのかもしれない。

そうして産まれてきた子どもたちは、
誰にとっても、神の子のように思えるだろう。
例えイエスでなくても、世界が救世主を欲していなくても。

別に、誰もが世界を救う必要なんてない。
その子が立派に育ち、愛されるのであれば。
その子は少なくとも、家族を救えるだろう。

2007/12/17 新宿テアトルタイムズスクエアにて。


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┃6┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「アイアムレジェンド」…………………………………

ハリウッドの年末大作、今年はウィル・スミスのSF映画。
ウイルス汚染が広がり、彼が地球最後の人類になるという設定。
夜な夜な襲ってくるゾンビとかと、戦いに明け暮れる…って、
これって「28日後…」と同じ内容ですよね?違うの?本当?

で、次回もお楽しみに。次回は木曜の予定。
http://www.iamlegend.jp/


★今後の予定など………………………………………………………

いよいよ来週で今年も終わりですね。
来週は以下の3本を予定しています。

一番面白そうなのは、いまのところ、
「モンスーン・ウェディング」のミラ・ナイール監督が、
アメリカを舞台にした家族ドラマ「その名にちなんで」かな。
そしてカンヌの審査員賞を受賞したフランスアニメ、
「ペルセポリス」も、ビミョーに面白そうで期待しています。

「ペルセポリス」http://persepolis-movie.jp/
「その名にちなんで」http://movies.foxjapan.com/sononani-chinande/
「迷子の警察音楽隊」http://www.maigo-band.jp/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

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ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.755 2007年12月17日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2007 Ak. All rights reserved.
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