現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年11月20日

メルマガVol.742「ブレイブワン」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_               ______________
  Vol.742「ブレイブワン」★★★      2007.11.2(金)
 ̄                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   暴漢に襲われ重傷を負った女が、警察の鈍さに業を煮やし、
   自ら銃を手にして、次第に殺人衝動を抑えきれなくなる。

  【2】Michelin
   ルーブル丸の内他、各地のシネコンにて。混んではいません。

  【3】Review
   アイディア勝負で方向感に欠ける。フォスターがいい。

  【4】Column
   誰かが罪人を裁くとき、誰がその処刑人を裁けるのか。

______________________________________________The Brave One

「羊たちの沈黙」はもちろん、「告発の行方」「パニックルーム」
「フライトプラン」など、映画ではつくづく犯罪者に好かれている
ジョディ・フォスターが、またもや犯罪に巻き込まれてしまいます。
しかし今度の彼女は、いよいよ自ら復讐を選ぶという社会派ドラマ。

<オフィシャルサイト>
http://www.brave-one.net/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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暴漢に襲われ重傷を負った女が、警察頼みの捜査に無力感を感じ、
自ら銃を手にして、復讐を願う。ところが、ひょんなことから、
彼女は全く違う犯罪のなかで、銃を使うことになってしまう。
一度覚えた殺人の味は、彼女の中で次第に人格を変えてしまう…。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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ルーブル丸の内他、新宿、豊洲、六本木などのシネコンで。
そんなに混んでいませんので、お近くの都合の良いところへ。

▼有楽町 サロンパス ルーブル丸の内
11:00/13:35/16:10/18:45〜21:00(終)

▼新宿 新宿バルト9
〜11/9(金) 15:00/19:30/21:55〜0:05(終)
11/10(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
11/3(土) 14:00/16:45/19:15/21:45/0:30〜2:42(終)
11/4(日)〜11/9(金) 14:00/16:45/19:15/21:45〜23:57(終)
11/10(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
11/3(土) 10:10/12:55/15:40/18:25/21:10/24:05/26:50〜29:05(終)
11/4(日) 10:10/12:55/15:40/18:25/21:10〜23:25(終)
11/5(月) 12:00/15:40/18:25/21:10〜23:25(終)
11/6(火)〜11/7(水) 10:10/12:55/15:40/18:25/21:10〜23:25(終)
11/8(木)〜11/9(金) 10:10/12:55/15:40/18:25/21:10/24:05/26:50〜29:05(終)
11/10(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼お台場 シネマメディアージュ
11/3(土) 13:50/16:30/19:30/22:20/1:00〜3:15(終)
11/4(日)〜11/9(金) 13:50/16:30/19:30〜21:45(終)
11/10(土) 17:10/19:50/22:30/1:10〜3:25(終)
11/11(日)〜 17:10/19:50〜22:05(終)

▼品川 品川プリンスシネマ
〜11/4(日) 9:25/14:50/17:30/20:10〜22:25(終)
11/5(月)〜11/6(火) 14:50/17:30/20:10〜22:25(終)
11/7(水) 9:25/14:50/17:30/20:10〜22:25(終)
11/8(木)〜11/9(金) 14:50/17:30/20:10〜22:25(終)
11/10(土)〜11/11(日) 9:25/12:05/14:45/20:10〜22:25(終)
※プレミアム館で上映(¥2500均一)

▼渋谷 渋谷TOEI2
11:30/14:00/16:30/19:00〜21:10(終)

▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
〜11/9(金) 10:50/13:30/16:10/18:50/21:25〜23:40(終)
11/10(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
〜11/9(金) 10:00/15:00/17:30/22:00〜0:12(終)
11/10(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★★
ストーリー :★★
キャスト  :★★★★
スタッフ  :★★

>テーマ ★★★★<
被害者が復讐心を胸に加害者になっていく、というアイディアは
分かるが、そこからの結論は、作り手にもなかったのだろう。

>ストーリー ★★<
ラストをどうしようか決めていないから、物語が方向を見失い、
展開ができなくなる。アイディア勝負の映画で、良くある失敗。

>キャスト ★★★★<
中途半端な内容を、フォスターの演技が締めている。全体を、
彼女の葛藤が引っ張って映画が成り立っている。ハワードもいい。

>スタッフ ★★<
ラジオが題材なので、もっと音に注目したり、殺人の緊張感を
出したりするかと思いきや、特にこだわった演出はなかった。

>総評 ★★★<
被害者が苦しみを乗り越えるために、復讐を図る。
アイディアは分かります。確かに面白いでしょう。

何度も犯罪被害者を演じてきたフォスターなら、
ラジオパーソナリティとしての、知的な側面とともに、
銃を持つスリルも、人間としての葛藤も演じきれる。
ショートカットが、やけに似合っているのも今回はいい。

ただ、だから、どうするの?
作り手なりの結論がないと、物語を盛り込めない。
テレンス・ハワード演じる刑事が、対立軸にもならない。

アイディア勝負の映画に、よくある失敗ですね。
だからラストの落とし方も、これでいいのか?と思う。
まあ、難しいテーマなのは間違いないわけですが…。


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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
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すべての罪は、裁かれるべきである。
悪いことをした人には、バチが当たると、
子どもの時から、おとぎ話には繰り返し描かれる。

しかし、現実はそうではない。
それどころか、罪人が街を闊歩している。
捕まえるはずの警察にさえ、悪党は多いのだ。

こんな奴らに、任せておけるだろうか。
望みは、司法が死刑を下すことだけか?
判決が死刑でなかった時の、被害者や遺族の落胆。
「いっそ、この手で…」と語る気持ちは、よく分かる。

アメリカなら、その手で悪を葬るのも簡単だ。
なぜなら、簡単に銃を手に入れられるから。
銃を持ち歩いても、自衛のためなら罪にならない。
究極の個人主義国家では、裁く権利さえ個人が持てる。

目の前の悪を撃つ。
被害者たちの喜ぶ顔。
人間のクズを、葬り去る快感。

街では小さな強盗から、妻を殺す男まで、
犯罪者が我が物顔で、目の前を歩いているのだ。
俺だけは裁かれないと、身勝手に信じながら。

こいつらを誰かが撃たなくては。
すべての罪が裁かれるということを、
これからも誰も、信じはしないだろう。

目の前の悪を撃つ、禁じられた快感は、
ついこの前まで被害者だった彼女を変えていく。
私は正しい。悪が消えていく。
まるで、自分が絶対の存在になったかのようだ!

しかし、悪を撃つ私は絶対の正義か?
鈍重で不確かな司法も、正義かは分からない。
けれども、普通に生活している一市民が、
最後まで悪を裁く絶対的な正義であり続けるのか?

もしも、私が判断を誤ったなら?
もしも、復讐する私に誰かが復讐したら?
それは、街を戦場にしてしまう。
もともとインテリなだけに、彼女は悩み続ける。

彼女は「被害者」と「処刑人」と、
どちらの立場を選ぶべきなのか。
結末は見えないまま、彼女は選択から逃げる。

しかし、処刑人は今後も増えていくだろう。
いまの司法も、所詮は公認の処刑人なのだ。
人々から支持されるなら、私設の処刑人も同じだ。

ただ、支持を失ったときに、誰が止めるのか?
それができないから、個人が罪を裁いてはならない。
暴走を止められない暴力は、認めてはならないのだ。

処刑人を裁けるのは、処刑人だけである。
だからもしも、彼女が自らの顔を撃ったなら、
それはそれで、見事な伏線だったと思ったのだが…。

2007/11/1 ユナイテッドシネマズとしまえんにて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「オリヲン座からの招待状」……………………………

「鉄道員」で有名な浅田次郎作品の短編を、またもや映画化。
主演は宮沢りえと加瀬亮。長い昭和史を振り返りながら、
古い映画館を守り抜こうとする、夫婦の懸命の努力を描くらしい。
果たして、2匹目のドジョウは浅田作品の下にあるかな??

で、次回もお楽しみに。次回は来週火曜の予定。
http://www.orionza-movie.jp/


★今後の予定など………………………………………………………

金曜は、アイルランドの音楽映画「once ダブリンの街角で」。
実際にミュージシャンが主演している、明るい恋愛映画らしい。
http://oncethemovie.jp/


さて、今月以降の予定も並べてみました。
早いもので、今年ももう終わりですね。
おそらく以下の予定で120本になるので、
今年はこれで終わりになると思います。
いくらか、入替があるかもしれませんが…。

注目は「ボーン・アルティメイタム」や、
フランソワ・オゾンの「エンジェル」でしょうか。
他は、ウィンターボトムの新作「マイティハート」は、
アンジェリーナ・ジョリーの起用で、久々の大作っぽい。

また、スサンネ・ビア監督の「ある愛の風景」も、
もちろん期待できます。3連続5つ星…出るかな?
おそらくこの映画は、本誌のある記念号にする予定ですが…。

><11月><
「ボーン・アルティメイタム」http://bourne-ultimatum.jp/
「4分間のピアニスト」http://4minutes.gyao.jp/
「カフカ 田舎医者」http://www.shochiku.co.jp/inakaisha/
「ウェイトレス」http://movies.foxjapan.com/waitress/
「呉清源 極みの棋譜」http://www.go-movie.jp/
「マイティハート 愛と絆」http://www.mh-movie.jp/
「アヴリルの恋」http://www.cqn.co.jp/avril/
「愛の予感」http://ainoyokan.com/

><12月><
「サラエボの花」http://www.saraebono-hana.com/
「ある愛の風景」http://aruai.com/
「マリア」http://www.maryandjoseph.jp/
「迷子の警察音楽隊」http://www.maigo-band.jp/
「エンジェル」http://angel-movie.jp/
「アイアムレジェンド」http://www.iamlegend.jp/
「ナショナルトレジャー」http://www.disney.co.jp/movies/nt2/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.742 2007年11月2日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2007 Ak. All rights reserved.
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