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★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年11月16日

メルマガVol.738「大統領暗殺」★★☆

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_              _______________
  Vol.738「大統領暗殺」★★☆       2007.10.20(土)
 ̄               ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   反対デモが盛んな中、米国大統領が暗殺される。FBIに
   よる捜査の中、第一容疑者はやはりイスラム教徒だった…。

  【2】Michelin
   日比谷シャンテ、渋谷シネアミューズなど。やや混み。

  【3】Review
   手法としては面白いが、肝心の物語に引き込むものがない。

  【4】Column
   政治に「もし」を考えたとき、見えない本質が見えてくる。

_______________________________________Death of a President

前回に続いて、今回もアメリカとテロの関係を描く社会派映画。
もしも、ブッシュ大統領が暗殺されたら?という架空の設定で、
ドキュメンタリー風に、アメリカの現状と本質を示そうとする。
ちょうど昨日が暗殺日だったのですが、何もなくて良かった?

<オフィシャルサイト>
http://www.20071019.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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イラク問題で反大統領デモが盛んな中、大統領が暗殺される。
厳戒態勢のなかで、無数の容疑者が手当たり次第に捕まったが、
最初に疑われたのは、やはりイスラム教徒だった。半ば強引に、
犯人はアルカイダとの関わりを疑われ、事件は国際問題に…。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

日比谷シャンテ・シネ、渋谷シネアミューズ、
新宿は武蔵野館でやってます。シネコンは来週金曜まで。

日比谷は週末になると意外と混んでいて、
30分前くらいだと、思ったような席がとれないかも。
サイトの混雑情報も、ご参考までに。
http://www.chantercine.com/schedule/

▼日比谷 シャンテ シネ
〜10/26(金) 11:05/13:15/15:25/17:35/19:45〜21:35(終)
10/27(土)〜 11:40/13:55/16:10/18:25〜20:15(終)

▼渋谷 シネ・アミューズ イースト/ウエスト
14:30/16:45/19:00〜20:55(終)

▼新宿 新宿武蔵野館
〜10/26(金) 12:40/14:50/17:00/19:10/21:20〜23:10(終)
10/27(土)〜 12:40/14:50/17:00/19:10〜21:00(終)

▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
〜10/26(金) 17:30/22:15〜0:03(終)

▼お台場 シネマメディアージュ
〜10/26(金) 11:20〜13:05(終)


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【ポイント】★★☆

<内訳>
テーマ   :★★★★
ストーリー :★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★

>テーマ ★★★★<
もし、再びアメリカを揺るがすテロが起こったら、という設定で、
この国のヒステリックな本質を描くという意図は、伝わってくる。

>ストーリー ★<
暗殺まではともかく、そこから何に注目するのかが分からずに、
だらだらと捜査が続くので、1時間半の割に長く、飽きてしまう。

>キャスト ★★★<
ドキュメンタリーに出てきそうな、いかにもな関係者たちが、
まるで本物のように、シリアスに語る様子には感心した。

>スタッフ ★★★★<
手に入る映像を絶妙に組み合わせ、架空のニュースで現実の
政治家たちが、リアルに振る舞う様子はアイディアの勝利だ。

>総評 ★★☆<
この、ドキュメンタリー風の演出は面白いですね。
見事に映像を合成し、本当に大統領が殺された気がする。

「フォレストガンプ」以降、現実の映像に、
架空の人物を織り交ぜることが一般化した今、
よくあるドキュメントの手法でフィクションを描く。

この手法は斬新で、なかなか面白かったです。
あとは、そこにきちんと物語があれば良かったんですが…。


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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

政治や歴史が好きな人は、
「もし」を考えるのが好きである。

もし、いま東京で大震災が起こったら。
もし、突発的に核戦争が始まったなら。
もし、アメリカで大統領が暗殺されたら。

もちろん、どうなるのかについて、
誰も確実なことを言うことはできない。
しかし、そこで関係者たちの行動を予測すると、
人々の特徴や考え方、本質的な意味が見えてくる。

大統領が暗殺されたら、どうなるのか。
方法はおそらく、ケネディの時と同じだろう。
パレードがあり、数的に警備員が足りない状態。
遠隔地からの狙撃には、きっと限界が出るだろう。

捜査はFBIが担当することになる。
当局は片っ端から、不審者を捕まえるだろう。
無数の容疑者の中で、最初に疑われるのは…、
やはり、イスラム教徒となるのがこの国の現状だ。

捜査官たちには、ものすごいプレッシャーがある。
何が何でも、犯人を捕まえなくてはならない。
オズワルドの時と同じく、捜査はいい加減になる。
大した証拠もないのに、犯人にしてしまうかも。

そして、陪審員は世論に押されてしまう。
イスラム教徒、アルカイダ、これはテロの仕業。
国際問題に直結し、政治家からも圧力がかかる。
勝手に物語が作られ、政治はそれを利用しようとする。

一方で、真犯人の存在にアメリカは気づかない。
たとえ、どんな証拠がそこに存在していようと。
アメリカ人が、大統領を殺すとは考えていない。
国内に、どれだけの不満分子がいるかも忘れて。

こうして考えてみるだけでも、
アメリカという国の本質が見えてくるだろう。

この国のプライドの高さが、
どれだけ真実から目を背けさせてしまうか。
この国のテロへの恐怖が、
どれだけ真実をでっち上げてしまうか。

映像技術の進歩は、その「もし」を、
いかにも事実であるかのように示せるようになった。
恐ろしいほどの説得力は、悪い夢を見たかのようだ。

しかし、この映画はそれでも「もし」なのだ。
例え、事実であるかのように錯覚したとしても。
この映画もまた、ひとつの「偽装」であり、
本当にどうなるのかは、いまはまだ分からないのである。

2007/10/20 日比谷シャンテ1にて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「クワイエットルームにようこそ」……………………

「恋の門」で、鮮烈な監督デビューを飾った松尾スズキの新作。
今回は満を持して、自らの原作、脚本を映画化。主演は内田有紀。
そして蒼井優、りょう、宮藤官九郎、妻夫木聡らと、大変豪華。
仕事に疲れた若い女性の入院日誌を、面白おかしく描くらしい。

で、次回もお楽しみに。次回は来週火曜の予定。
http://www.quietroom-movie.com/


★今後の予定など………………………………………………………

来週のもう1本は、ロバート・デ・ニーロの初監督作、
「グッドシェパード」の予定。やっぱりCIAなのか(笑)。
主演はマット・デイモン。やっぱりキミもCIAなのか(笑)。
内容はもちろん、コメディではなくてシビアな男のドラマ。
http://www.goodshepherd.jp/


さて、今後の予定は以下のとおり。

最大の注目作は「アフターウェディング」。
傑作「しあわせな孤独」に続く、最新作がいよいよ上陸。
さらに11月には前作にあたる「ある愛の風景」も公開に。

監督スサンネ・ビアは、ラース・フォン・トリアーなんて
目じゃない、北欧最高峰の監督として進化を続けているはず。
本誌の読者の皆さんには、ぜひとも期待してほしい方です。

「アフターウェディング」http://www.after-wedding.com/
「自虐の詩」http://www.jigyaku.com/
「ブレイブワン」http://www.brave-one.net/

その他、来月以降の予定も並べてみました。
早いもので、今年ももう終わりですね。
注目は「ボーン・アルティメイタム」や、
フランソワ・オゾンの「エンジェル」でしょうか。

><11月><
「オリヲン座からの招待状」http://www.orionza-movie.jp/
「once ダブリンの街角で」http://oncethemovie.jp/
「ボーン・アルティメイタム」http://bourne-ultimatum.jp/
「4分間のピアニスト」http://4minutes.gyao.jp/
「ウェイトレス」http://movies.foxjapan.com/waitress/
「呉清源 極みの棋譜」http://www.go-movie.jp/
「ある愛の風景」http://aruai.com/
「アヴリルの恋」

><12月><
「サラエボの花」http://www.albatros-film.com/movie/grbavic.html
「マリア」http://www.maryandjoseph.jp/
「ナショナルトレジャー」http://www.disney.co.jp/movies/nt2/
「迷子の警察音楽隊」http://www.maigo-band.jp/
「エンジェル」http://angel-movie.jp/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

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ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
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 Vol.738 2007年10月20日
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