現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年11月16日

メルマガVol.732「パーフェクトストレンジャー」★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                     ________
  Vol.732「パーフェクトストレンジャー」★★ 2007.10.4(木)
 ̄                      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   親友を殺されたジャーナリストが、事件の真相を追うべく、
   彼女が最後にコンタクトした広告会社に潜入していく。

  【2】Michelin
   ルーブル丸の内他、各地のシネコンにて上映中。やや混み。

  【3】Review
   元々の推理が不自然なので、どんでん返しになってない。

  【4】Column
   ネットやケータイが普及しても、ドラマ自体は変わらない。

___________________________________________Perfect Stranger

「犯人が最後まで分からない!」と豪語するサスペンスを、
これまで何本観てきたことでしょうか。そしてそのうち何本が、
本当に面白い映画だったんでしょうか。この映画もその1つ。
主演はハル・ベリー、ブルース・ウィリス。果たして真実は。

<オフィシャルサイト>
http://www.movies.co.jp/perfectstranger/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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親友を殺されたジャーナリストが、事件の真相を追うことを決意。
彼女は最後に、広告会社の社長と不倫し、告発しようとしていた。
彼が犯人だとにらんだジャーナリストは、社の派遣社員に扮して、
チャットや現場で、何とか容疑者と接触しようとするのだが…。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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ルーブル丸の内他、各地のシネコンでやってます。
意外と人が入ってました。みんな推理劇好きなんですねえ。
「犯人は分からない!」といわれると、来ちゃうんだろうな…。

▼有楽町 サロンパス ルーブル丸の内
11:15/13:45/16:15/18:45〜20:50(終)

▼新宿 新宿バルト9
10/5(金) 10:30/12:50/15:10/17:30/19:50/22:10/0:30〜2:30(終)
10/6(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼品川 品川プリンスシネマ プレミアスクリーン(\2500)
10/5(金) 12:20/14:50/17:30/20:10〜22:10(終)
10/6(土)〜 9:40/12:20/14:50/17:30/20:10〜22:10(終)

▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
10/5(金) 10:45/14:00/16:45/19:15/21:45〜23:45(終)
10/6(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
※ 10/5(金)は\1000均一

▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
10/5(金) 11:20/13:50/16:20/18:50/21:25/23:55/26:25〜28:30(終)
10/6(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼お台場 シネマメディアージュ
10/5(金) 11:30/14:10/16:40/19:10〜21:15(終)
10/6(土) 11:30/14:10/16:40/19:10/21:40/0:10〜2:15(終)
10/7(日)〜 11:30/14:10/16:40/19:10〜21:15(終)

▼渋谷 渋谷TOEI2
11:50/14:10/16:30/18:50〜20:50(終)

▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
10/5(金) 10:50/13:20/15:45/19:05/21:35〜23:40(終)
10/6(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
10/5(金) 9:45/14:30/16:45/19:15/21:45〜23:45(終)
10/6(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★

<内訳>
テーマ   :★★
ストーリー :★
キャスト  :★★
スタッフ  :★

>テーマ ★★<
ITを絡めて、最先端の推理劇を試みようとしたのは分かるが、
結局、仕掛けは全く意味がなく、犯人の心の闇にも近づけない。

>ストーリー ★<
そもそも、犯行現場が検証されない推理劇なんて、成立しない。
最後に誰が犯人だろうと、これでは「やられた!」感じはしない。

>キャスト ★★<
ハル・ベリーは、OLらしくしてる上に、サービスショット満載。
ブルース・ウィリスが広告会社の社長なんて、知性を感じるかな?

>スタッフ ★<
推理劇として、何を観客に納得させなければならないのかより、
最後に仕掛けたどんでん返しのつじつまを合わせるので精いっぱい。

>総評 ★★<
ほぼ上記の通りです。
「最後まで真犯人は分からない」と言ったって、
それは、「この人が真犯人だろうな」と納得した上で、
違う人が犯人だから、観ている側は「あっ」と驚くわけです。

しかし、この映画では、誰が真犯人でもありうるし、
最後まで、その決定的証拠がどこにも見えてこない。
こうなると、誰が犯人だろうと、全く驚かないんです。

そもそも、犯行現場にも立ち寄らない、検証もしない、
こんな人が、何で勝手に犯人を決めつけて捜査してる?
有能な記者という設定なのに、やっていることが不条理すぎる。

バカバカしい2時間。
ハル・ベリーのお色気だけが印象に残る。
それじゃあまさに、火曜サスペンス劇場じゃないか…。


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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
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シャーロック・ホームズの時代から、
ほぼ100年が経とうとしている。

当時なら、彼が名推理で解いたような事件でも、
いまなら電報がなかったり、硝煙反応が分かったり、
推理劇を取り巻く環境は、まさに一変してしまった。

そして、昨今では携帯電話とインターネットが、
とかく推理モノの世界を、難しくしているだろう。
もともと、高度な専門知識を必要とする技術の上に、
さまざまな犯行が行われては、説明するのにも一苦労だ。

そうなると、肝心のエンターテイメント性が失われる。
とはいえ、日常的な技術に潜む危険は描いてみたい。
かくして多くの作品が、最先端を気取って描かれてきた。

ファイアーウォールとハリソン・フォードという、
月とすっぽんみたいな並べ方をした映画もあったが、
インターネットのチャット、ブログ、ハッキング、
携帯電話の通話履歴、メールなどを利用した映画は無数にある。

そのたびに、ガッカリするモノだ。
新聞社から、ハッキングするヤツなんているわけないし。
チャットで誰かになりすますなんて、バカバカしいし。

そんなことにかまけているうちに、
肝心の犯行現場の検証や、犯行手段の確認、
そして動機を追っていくなど、基本的なシナリオが、
なおざりにされてしまうのは、嘆かわしいかぎりだろう。

誰だって、流行は追いたがる。
そして日常は、日々変わっていく。
だから犯行の方法や検証も、日々進歩していく。

しかし、犯罪の根本にあるものは変わらないはずだ。
誰かが、理由があって、ある方法で、人を殺す。
推理とは、人知れないようにして行われたその犯行を、
いかにして手がかりを得て、いかに再現するかである。

時代がどんなに変わっても、変わるのは方法だけだ。
犯人が人間なのは変わらない。理由があるのも変わらない。

推理劇だけではなく、ラブロマンスも、
ヒューマンドラマも、何も変わっていないのだ。
恋人たちは恋文をEメールで交わし、
夜には夢で逢うまでもなく、直接電話する。

でも三角関係も、嫉妬も憧れも、変わっていない。
変わらないドラマまで、流されてはいけないのだ。
ネットやケータイが普及しても、描くべきものは、
いまも同じ、憎むべき犯罪も、いまも同じなのである。

2007/10/3 ユナイテッドシネマズ豊洲にて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「クローズド・ノート」…………………………………

明日は、監督の行定勲よりも、共演の竹内結子よりも、
何よりも、いちばん肝心な映画の内容そのものよりも、
沢尻エリカの言動が話題の「クローズド・ノート」の予定。
私はゴシップよりも主演女優よりも、内容の方が気になります。

で、次回もお楽しみに。次回は明日の予定。
http://closed-note.com/


★今後の予定など………………………………………………………

さて、今月の注目作は、いまのところ以下のとおり。

最大の注目作は「アフターウェディング」。
傑作「しあわせな孤独」に続く、最新作がいよいよ上陸。
さらに11月には前作にあたる「ある愛の風景」も公開に。

監督スサンネ・ビアは、ラース・フォン・トリアーなんて
目じゃない、北欧最高峰の監督として進化を続けているはず。
本誌の読者の皆さんには、ぜひとも期待してほしい方です。

「アフターウェディング」http://www.after-wedding.com/
「サウスバウンド」http://southbound-movie.com/
「ローグアサシン」http://www.rogue-assassin.com/
「大統領暗殺」http://www.20071019.jp/
「キングダム 見えざる敵」http://www.kingdom-movie.jp/
「クワイエットルームにようこそ」http://www.quietroom-movie.com/
「グッドシェパード」http://www.goodshepherd.jp/
「自虐の詩」http://www.jigyaku.com/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.732 2007年10月4日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2007 Ak. All rights reserved.
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