現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年11月16日

メルマガVol.731「エディットピアフ 愛の讃歌」★★★★☆

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


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  Vol.731「エディットピアフ 愛の讃歌」★★★★☆
                     2007.10.2(火)
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  【1】STORY
   極貧のなかで生まれ育ったピアフは、街角での歌声1つで
   名声を獲得してきたが、その後も苦難に満ちた人生を送る。

  【2】Michelin
   新宿バルト9、ユナイテッドシネマ他。やや混んでいる。

  【3】Review
   壮絶な生き様を活写し、ピアフの歌への執着を浮き彫りに。

  【4】Column
   何もできない人間にも、精いっぱいの生き方があるはず。

____________________________________________________La Mome

最高峰のシャンソン歌手のひとり、エディット・ピアフですが、
今の若い人は、彼女の生涯も、存在すら知らない人も多いかも。
その伝説を演じるのは、フランスきっての若手女優、マリオン・
コティヤール。果たして、あの波瀾万丈の生涯を演じきれるのか。

<オフィシャルサイト>
http://www.piaf.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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極貧のなかで、母に捨てられ、父にも利用されて生きてきた娘。
歌声ひとつで生活を切り開き、街角からクラブで歌うようになる。
やがて彼女は名声を獲得するが、酒癖は悪く、振る舞いも身勝手、
愛する人たちを次々と失い、それでも彼女は歌にしがみつく…。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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新宿バルト9ほか、首都圏各地のシネコンでやってます。
ぜひ広いスクリーンで、いい音響にて観てください。
週末はけっこう混んでいると思いますので、お早めに。

▼新宿 新宿バルト9
〜10/5(金) 10:10/13:00/15:50/18:40〜21:10(終)
10/6(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
※ 4(木)は18:40の回なし

▼品川 品川プリンスシネマ
9:55/12:55/16:05/19:30〜22:00(終)
※10/4(木)〜10/5(金)は、9:55の回なし

▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
〜10/5(金) 10:30/13:15/16:00/18:45/21:30〜0:00(終)
10/6(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
〜10/5(金) 9:40/12:30/15:30/18:30/21:30/24:30〜27:05(終)
10/6(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
※ 3(水)は24:30の回なし、 5(金)は9:40→9:20に変更

▼有楽町 有楽座
9:30/12:40/15:50/19:00〜21:35(終)

▼渋谷 渋谷シネフロント
10:00/13:00/16:00/19:00〜21:35(終)

▼池袋 池袋HUMAXシネマズ4
10:20/13:10/16:00/18:50〜21:20(終)

▼お台場 シネマメディアージュ
〜10/5(金) 10:50/13:50/17:10/20:10〜22:45(終)
10/6(土)〜 14:00/17:10〜19:45(終)

▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
〜10/5(金) 9:45/12:35/15:25/18:15/21:05〜23:35(終)
10/6(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
〜10/5(金) 10:30/13:15/16:00/18:45/21:30〜0:00(終)
10/6(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★★☆

<内訳>
テーマ   :★★★★★
ストーリー :★★★
キャスト  :★★★★★
スタッフ  :★★★★

>テーマ ★★★★★<
名声を獲得しながらも、愛する人を次々と失っていくなかで、
ますます歌にしがみついていく悲壮なドラマが、胸を打つ。

>ストーリー ★★★<
年老いたピアフを挟みながら、回想のかたちで進んでいくので、
時系列が失われ、事実も詰め込みすぎだが、演出で引っ張る。

>キャスト ★★★★★<
マリオン・コティヤールが、ピアフの絶望と決意を最後まで熱演。
ただ似せるだけではなく、映画のテーマをうまく引き出している。

>スタッフ ★★★★<
時系列をバラし、印象的な出来事を次々とまぶしていく様子が、
フランス的。しかしそうして、多くの名曲を効果的に挟んでいる。

>総評 ★★★★☆<
ピアフの壮絶な生き様と、歌への想いを目の当たりにする1本。
どこまでも映画のように悲運が待っている女が、
最後まで、熱い想いを込めて歌う様子が胸を打つ。

何かどんでん返しや、物語的展開を期待すると、
この映画には失望する人もいるかもしれませんが、
その絶望を乗り越える歌声、響きを感じとれるなら、
140分の重いドラマを堪能することができるでしょう。

物語ではなく、想いで感じるべき傑作の1本。
個人的には、とてもオススメ。


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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
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この映画を観るかぎり、ピアフは愛されずに育ってきた。
幼くして母に捨てられ、父親からも厄介払いされた。

ようやく彼女を見つけてくれたのは売春婦たち。
しかし、それも長くは続かなかった。
父親に連れられて、旅芸人に加わった。
そこでも、自分は働き手として利用されていた。

誰も、自分のことを振り返ってくれなかった。
ただ、自分が歌を歌っているとき以外は。

初めて国家を歌ったとき、みんなが振り向いた。
その後も、街角で歌っていると、
大きなクラブのオーナーが見初めてくれた。

彼女が歌っていると、みんなが喜んでくれた。
各界の実力者さえもが、彼女を出迎えたり、
ともにパーティに出てくれたりもした。

私には、歌しかないんだ。
歌っていれば、みんなが私を愛してくれる。

逆に言うと、歌以外には全く自信がなかった。
カネをいくらつぎ込んでも、ヒモを断ち切れなかった。
初めてクラブで歌ったときも、ずっとうつむいていた。

酒を飲めば、気も大きくなって強気になるが、
それは自分のなかにある弱さの裏返しだった。
身勝手で、無茶苦茶で、人を待たせても平気だが、
それはどこかで、他人を信じていなかったからだ。

こんな私を、本当の私を、誰が愛してくれるだろう。
彼女を愛してくれる人は、みな悲運をたどった。
オーナーも。ボクサーも。誰もかも、みんな。

彼女はずっと、自分を責めて生きただろう。
酒に、麻薬に、モルヒネに逃げたくもなっただろう。
私にできることは、ただ歌うことだけ。
歌さえあれば、私には価値があり、みんなが愛してくれる。

だから彼女は、懸命に歌った。歌い続けた。
最後の瞬間が来るときまで。立ち続けるかぎり。
私は後悔していない。精いっぱい歌い、誰かを愛した。

それが彼女に出来る、本当に精いっぱいのことだったから。
どんなに小さな人間にでも、精いっぱいの生き方がある。
彼女はそれを全うした。
全ての人々にも、同じように「愛しなさい」と言い残して。

2007/9/30 ユナイテッドシネマズ豊洲にて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「パーフェクト・ストレンジャー」……………………

「犯人が最後まで分からない!」と豪語するサスペンスを、
これまで何本観てきたことでしょうか。そしてそのうち何本が、
本当に面白い映画だったんでしょうか。この映画もその1つ。
主演はハル・ベリー、ブルース・ウィリス。果たして真実は。

で、次回もお楽しみに。次回は木曜の予定。
http://www.movies.co.jp/perfectstranger/


★今後の予定など………………………………………………………

金曜は、監督の行定勲よりも、共演の竹内結子よりも、
何よりも、いちばん肝心な映画の内容そのものよりも、
沢尻エリカの言動が話題の「クローズド・ノート」の予定。
私はもちろん、ゴシップも主演女優も気にしてませんから。
http://closed-note.com/


さて、今月の注目作は、いまのところ以下のとおり。

最大の注目作は「アフターウェディング」。
傑作「しあわせな孤独」に続く、最新作がいよいよ上陸。
さらに11月には前作にあたる「ある愛の風景」も公開に。

監督スサンネ・ビアは、ラース・フォン・トリアーなんて
目じゃない、北欧最高峰の監督として進化を続けているはず。
本誌の読者の皆さんには、ぜひとも期待してほしい方です。

「アフターウェディング」http://www.after-wedding.com/
「サウスバウンド」http://southbound-movie.com/
「ローグアサシン」http://www.rogue-assassin.com/
「大統領暗殺」http://www.20071019.jp/
「キングダム 見えざる敵」http://www.kingdom-movie.jp/
「クワイエットルームにようこそ」http://www.quietroom-movie.com/
「グッドシェパード」http://www.goodshepherd.jp/
「自虐の詩」http://www.jigyaku.com/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.731 2007年10月2日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2007 Ak. All rights reserved.
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