現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年11月16日

メルマガVol.727「ミス・ポター」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


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  Vol.727「ミス・ポター」★★★      2007.9.23(日)
 ̄                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   縁談に恵まれず、独身のまま絵本作家を目指していた女が、
   ついに出版の機会を掴むが、担当編集者は新人だった。

  【2】Michelin
   日劇ほか、各地のシネコンで上映中。けっこう混んでる。

  【3】Review
   物語は非常に淡泊だが、テーマや演出が洒落ている。

  【4】Column
   働く独身女性の先駆者もまた、都会を捨てて自然を選んだ。

________________________________________________Miss Potter

ピーター・ラビットの絵本。私の家にも、なぜかありましたね。
誰もが見たことくらいはある、この絵本の著者を描く伝記物。
主演はいまや、何でも来い!という感じのレニー・ゼルウィガー。
そして久しぶりにユアン・マクレガーがスクリーンに登場。

<オフィシャルサイト>
http://www.miss-potter.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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100年前のロンドン。まだまだ男尊女卑と階級意識の強固な時代、
裕福な家に生まれながら、縁談に恵まれなかった女。大好きな
絵描きの才能を活かし、独身でも絵本作家を目指していた彼女は、
ようやく出版社を見つけたが、担当の編集者は全くの新人だった。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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日劇PLEXほか、各地のシネコンでやってます。
けっこう混んでますので、週末はお早めにどうぞ。

▼有楽町 日劇PLEX
9:30/11:45/14:15/16:35/18:55〜20:45(終)

▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
〜9/25(火) 10:10/12:25/14:40/16:55/19:20〜21:05(終)
9/26(水) 10:10/13:00/15:15〜17:00(終)
9/27(木)〜9/28(金) 10:10/12:25/14:40/16:55/19:20〜21:05(終)
9/29(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼品川 品川プリンスシネマ
9/24(月) 9:30/12:00/14:10/17:00/19:10〜20:55(終)
9/25(火) 12:00/14:10/17:00/19:10〜20:55(終)
9/26(水) 9:30/12:00/14:10/17:00/19:10〜20:55(終)
9/27(木)〜9/28(金) 12:00/14:10/17:00/19:10〜20:55(終)
9/29(土)〜9/30(日) 9:30/11:45/19:00〜20:45(終)

▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
〜9/28(金) 11:15/15:15/17:15/21:30〜23:13(終)
9/29(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
※ 9.29(土)・30(日)は¥1000均一

▼お台場 シネマメディアージュ
〜9/28(金) 11:00/13:10/15:20/17:30/19:40〜21:25(終)
9/29(土)〜 11:10/13:20〜15:05(終)

▼渋谷 渋東シネタワー
10:15/12:30/14:45/17:00/19:15〜21:05(終)

▼新宿 新宿ガーデンシネマ
10:10/12:25/14:40/16:55/19:10〜21:00(終)

▼新宿(歌舞伎町) 新宿東亜興行チェーン
10:40/12:40/14:40/16:40/18:40〜20:25(終)

▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
〜9/28(金) 9:50/12:00/16:50/19:00〜20:45(終)
9/29(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
〜9/28(金) 9:30/14:00/16:45/18:45〜20:28(終)
9/29(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★★
ストーリー :★★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★★

>テーマ ★★★★<
ただ絵本の生まれた背景を探るのではなく、著者の生き方に、
現代女性の生き方の原点を見いだそうとする姿勢が面白い。

>ストーリー ★★★<
全体にソツがないが、もう少し時間をかけて葛藤を描いていけば、
ちゃんと盛り上がった気がする。展開もラストも、やや唐突。

>キャスト ★★★<
ユアンもそうだが、ゼルウィガーは老けすぎに見えたのだが…。
エミリー・ワトソンは相変わらず怖い。すごい存在感だ。

>スタッフ ★★★★<
動き出すピーターラビットや、自然に回り出す時計、蒸気機関車
の煙の中で…など、茶目っ気たっぷりの演出が飽きさせない。

>総評 ★★★<
伝記物で難しいのは、事実を並べるだけになってしまうこと。
まして、今回は著名な本の作者と言うことものあり、
単なる本の背景を解説するだけになってしまいがち。

ところが、作り手はピーターラビットには注目せず、
20世紀初頭に生まれた、キャリアウーマンの先駆者として、
彼女の生き方、生涯に注目している点が面白い。

展開があまりにも唐突で、驚くことも起きるが、
懸命にひとりで生きることを受け入れた女性の、
苦悩と強さがうかがい知れる。女性客の大半は満足するだろう。


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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
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いまどき、30を過ぎて結婚しない女性も、
仕事に人生を賭けている女性も、珍しくはない。

しかし、そんな生き方は100年前には許されなかった。
ひょっとすると、存在することが不可能だったかも。
そういう時代に、独身女性の生き方を、
切り開いたのはどんな人だったのか。

ミス・ポターは、独身である道を選んだ女性だった。
何とかして生計を立てようと、出版社をまわり、
得意な絵描きと、物語作りの才能を活かそうとした。

実際に、それはうまくいった。
トントン拍子で本は売れ、成功し、
彼女は裕福になり、自活も可能になった。

手に職をつけてしまえば、自由になれるのは、
100年前も、いまの時代も変わらないものである。
彼女は豊富な資金で、田舎へと移り住むと、
そこで農場での生活と、湖畔の保護活動に尽力したのだ。

100年も前の人なのに、彼女はいま注目されている、
LOHASな生活をとっくに堪能していたわけだ。
いつの時代も、どんな国でも、理想の生き方とは、
結局、自然のなかで自分らしく生きるということなのか。

しかし、彼女だって独身になりたいわけではなかった。
彼女の気持ちを、婚約者の姉が代弁するように。
「独身がいいなんて、そう言うしかなかったからよ。
 自分の幸せのために、迷ってはだめだ」と。

ところが、最後まで彼女には運が向かなかったのだ。
彼女は、持ち前の子ども心を、最後まで失わなかった。
おかげで、素晴らしい絵本を残し、財産を築き、
振り返れば、思いのままに生きることができた。

でも、画竜点睛を欠く想いで、湖畔を見つめていただろう。
自分とめぐりあい、愛してくれるのは、
この自然と動物だけだと割り切ったのだろうか。
その自然を守ることが、恩返しだと彼女は感じたのか。

いま、彼女と同じように、ひとりで働く女性たちは、
彼女の生き方を、どのようにとらえるのだろう。
彼女は都会で愛を見つけられず、自然の中に見いだした。
いまを生きる人々は、どこで愛を探しているのだろうか。

2007/9/23 ユナイテッドシネマズとしまえんにて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「めがね」…………………………………………………

「バーバー吉野」の成功後、盟友?もたいまさこを再び迎えた、
「かもめ食堂」が大成功。いまや注目の監督、荻上直子の新作は、
舞台を南の島に移したものの、同じくもたいまさこ、小林聡美が
主演で、同じようにのんびりとした生活を考えていくものらしい。

で、次回もお楽しみに。次回は火曜の予定。
http://www.megane-movie.com/


★今後の予定など………………………………………………………

来週は、ソダーバーグがまたもや挑戦した実験作、
白黒映画の「さらば、ベルリン」。盟友ジョージ・クルーニーの他、
ケイト・ブランシェットなど、キャストは相変わらず豪華。

「サルバドールの朝」は、ダニエル・ブリュール青年が、
今度はスペイン人になってしまうという、芸達者な所をみせる。
彼もどんどん成長しているなあ。題材はズバリ、死刑らしい。

「さらば、ベルリン」http://www.saraba-berlin.jp/
「サルバドールの朝」http://www.salvadornoasa.com/


来月以降は以下のような予定。ピアフの伝記映画は、
意外と評価が高いらしいんですが、本当はどうなんだろう。

「エディット・ピアフ 愛の讃歌」http://www.piaf.jp/
「クローズド・ノート」http://closed-note.com/
「パーフェクト・ストレンジャー」
http://www.movies.co.jp/perfectstranger/
「サウスバウンド」http://southbound-movie.com/
「ローグアサシン」http://www.rogue-assassin.com/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.727 2007年9月23日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2007 Ak. All rights reserved.
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