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★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年09月25日

メルマガVol.722「ブラックスネークモーン」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


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  Vol.722「ブラックスネークモーン」★★★ 2007.9.7(金)
 ̄                     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   手当たり次第に男遊びを繰り返す女を、信心深い男が見つけ、
   彼女を改心させるために、鎖でつないで同居を始めるが…。

  【2】Michelin
   渋谷シネアミューズでの単館上映。意外にも、やや混み。

  【3】Review
   トラウマを負った人々が、音楽を通じてつながっていく。

  【4】Column
   歌でしか語れない想い出がある。それはきっと、誰にでも。

___________________________________________Black Sneak Moan

レッドスネークはカモーンですが、ブラックだとモーンなの?
…と突っ込みが飛びそうな邦題は、狙っているんでしょうか。
しかし主演はS.L.ジャクソンに、クリスティーナリッチと、
ちゃんとしてるし、内容は音楽主体のヒューマンタッチなお話。

<オフィシャルサイト>
http://www.blacksnake.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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手当たり次第に男遊びを繰り返してきた若い女。彼氏の出征後、
再び男遊びはひどくなり、倒れていたところを黒人の男が助ける。
非常に信心深かった彼は、女の素性を知り、改心させようと決意。
彼女が逃げないように鎖で縛ると、二人は奇妙な同居を始める。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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渋谷シネアミューズでの単館上映です。
意外にも、それなりに混んでます。なんで?
週末はちょっとした混雑になるのかも。

ここのスクリーンはとても小さいですから、
それなりに大きさが気になる方は、2−3列目にどうぞ。
フツーの映画館を期待して真ん中に座ると、きっと驚きます。

▼渋谷 シネアミューズWEST
10:30/13:10/15:50/19:00〜20:55
※19:00の回予告なし


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★
ストーリー :★★★
キャスト  :★★★★
スタッフ  :★★★★

>テーマ ★★★<
音楽で、トラウマを負った人々がつながるアイディアは良い。
もう少し、何かを打開するようなラストでも良かった気がするが。

>ストーリー ★★★<
男が女を鎖で縛って監禁する、という設定は面白い。あとは、
周囲の人々が彼らを囲んで物語を運んでいく展開はそれなりに。

>キャスト ★★★★<
「パルプフィクション」の信心深くも暴力的なS.L.ジャクソンが、
「うつ依存症…」のリッチとかみ合って、なかなか面白い。

>スタッフ ★★★★<
音楽を巧みに用いることで、心象表現を徹底した演出は心地よい。
さすが「ハッスル&フロー」が好評だった監督だけのことはある。

>総評 ★★★<
サミュエル・L・ジャクソンがリッチを監禁する話、
みたいになってますが、実際にはトラウマを負った人々の物語。

それ自体は、何となくありきたりな物語ではありますが、
彼らが音楽を通して、お互いの気持ちを理解しながら、
自分も生きてみようと立ち直っていく様子が、微笑ましいです。

本当にそれだけの物語ですが、監督の想いは伝わってきます。
ラストのアイディアは、なかなか面白かったかも。


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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
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カラオケに行ったら、歌いたい歌がある。
この人の前で、歌いたいと思う歌がある。

きっと、そこには伝えたい想いがあるからだ。
普段は、面と向かっては伝えられなくても、
歌うことなら、それとなく伝えられるものがある。

自分のなかに、どんな想いが眠っているか。
この世の中に、何万曲もある歌の中に、
1曲くらいは、自分と同じ想いを語る歌がある。
同じ想い出を、持っている人が歌う歌があるものだ。

愛する人が、目の前で去ってしまったことや。
信じていた人に、裏切られてきたことや。
とんでもないヤツを、ぶっ殺したい感情や。
どうにもならない気持ちを、歌っている歌がある。

この映画の二人も、不器用な人間だ。
男はとっても信心深くて、義理人情に厚いのに、
妻や、周囲を、うまく愛することができずにいる。

女は、心の傷が重すぎて、人間不信に陥っている。
本当は誰かに助けてもらいたくて、泣き叫んでいるのに、
誰にも手を差しのべてもらえず、自ら身を切り刻んでいる。

そんな、不器用な人間たちにとって、
歌は自らの想いを口にする、最良の手段なのだ。
歌は、言葉にならない想いをメロディに変え、
その胸の高鳴りを、リズムにのせて、みんなに伝える。

いい歌は、多くの人たちを巻き込むことができる。
いい歌は、誰もが歌いたくなる歌だからだ。
いい歌は、誰もが身に覚えのある想い出を歌うからだ。

だから、自分もこの歌を歌いたいと思う歌がある。
あの人には、こんな歌を聴かせたいと思う歌がある。
僕はこんな風に思う。こんなことを伝えたいと思う。
同じことを、本当はキミも感じているんじゃないか、と。

ところが残念なことに、この日本の現代社会では、
それを披露する場所が、カラオケしかないというのも、
皮肉な現実のようで、想い出を共有できない現代を、
如実に物語っているようにも思えてならない。

2007/9/7 渋谷シネアミューズWESTにて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「サッドヴァケイション」………………………………

きっと筆者が受け入れづらそうな、青山真治監督の映画を観ます。
しかしキャストは超豪華。浅野忠信、宮崎あおい、オダギリジョー、
さらに石田えり、板谷由夏、光石研…と、こんな競演はありか?
しかし136分っていうのも…そもそも北九州サーガって何なんだ?

で、次回もお楽しみに。次回は来週火曜の予定。
http://www.sadvacation.jp/


★今後の予定など………………………………………………………

来週のもう1本は「ミリキタニの猫」の予定。
ニューヨークで暮らす日系人の路上画家が、
国家に裏切られてきた戦争の記憶をたどるドキュメンタリー。
http://www.uplink.co.jp/thecatsofmirikitani/

再来週は、ジュゼッペ・トルナトーレ監督の、
「題名のない子守唄」が、いちばん面白そう。
またサスペンスなんですよね…きっと。

その翌週は、いまや気鋭の映画監督、荻上直子の新作、
「めがね」が登場。主演は前作に続いて小林聡美。
監督をメジャーに押し上げた、もたいまさこって凄いなあ…。

「ジャンゴ」http://django-movie.com/
「題名のない子守唄」http://www.komoriuta-movie.com/
「ミス・ポター」http://www.miss-potter.jp/
「サルバドールの朝」http://www.salvadornoasa.com/
「めがね」http://www.megane-movie.com/
「さらば、ベルリン」http://www.saraba-berlin.jp/
「夜の上海」http://www.yorunoshanghai.com/
「クローズド・ノート」http://closed-note.com/

というわけで、これからもお楽しみに。


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.722 2007年9月7日
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