現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年09月21日

メルマガVol.721「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                      ______
  Vol.721「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序」★★★2007.9.4(火)
 ̄                       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   正体不明の敵が次々と襲来し、崩壊寸前の人類社会で、
   突然、最終兵器のパイロットに指名された少年の葛藤。

  【2】Michelin
   都心ではユナイテッドシネマズを中心に上映中。週末は混む。

  【3】Review
   良くできたアニメにはなったが、らしさは薄まったと思う。

  【4】Column
   10年を経ても、周囲と距離感のとれない少年の矛盾は続く。

____________________________Neon Genesis Evangelion remaked

まさか本誌で、いまさらエヴァを取り上げる日が来ようとは…。
あのブームからすでに10年以上が経過し、忘れられたようで、
つい昨日のことのように思っているファンも少なくないようです。
しかし、それがまた復活するからには、意味が必要でしょう。

<オフィシャルサイト>
http://www.evangelion.co.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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「使徒」と呼ばれる正体不明の敵が、次々と襲来する近未来社会。
絶望的な状況のなか、決戦兵器エヴァンゲリオンが出動する。
しかし、突然そのパイロットに指名された少年は、重責と命を
賭けた戦争から、逃げ出したい気持ちとの葛藤を続けていた。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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都心では、ユナイテッドシネマで観るのが一番だと思います。
それなりに大きなスクリーンで、観た方がいいでしょうから。
特に豊洲は、今週いっぱいは10番スクリーンで上映なので、
たぶん、全国でも一番大きなスクリーンではないでしょうか。

平日からとても混んでいたので、週末は満席かもしれません。
シネコンとはいえ、オンライン予約などを使うか、
時間に余裕を持って行った方がいいと思います。

▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
〜9/7(金) 10:30/12:30/14:30/16:30/18:30/20:30/22:30〜0:15(終)
9/8(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
※9.8(土)は先着でNewゼーレピンバッジをプレゼント

▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
〜9/7(金) 10:45/13:00/15:15/17:20/19:30/21:45〜23:33(終)
9/8(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい
※9.8(土)は先着でNewゼーレピンバッジをプレゼント

▼渋谷 アミューズCQN
11:30/13:55/16:20/18:45/21:10〜23:00(終)
※ 初回以外は全席指定

▼木場 109シネマズ木場
〜9/7(金) 10:40/12:50/15:00/17:10/19:20/21:30〜23:20(終)
9/8(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★★
ストーリー :★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★★

>テーマ ★★★★<
人生に目的を見いだせず、社会から孤立していく少年の姿は、
10年を経過しても色あせるどころか、いっそう時代を映し出す。

>ストーリー ★★<
今回は、知っている人にしか分からないくらいテンポが速い。
説明がないSFなので、主人公の葛藤は分かるが世界が見えない。

>キャスト ★★★<
10年経っても、ほぼ同じ声が聞けるというのも、アニメの凄さ。
多少の無理を感じるところはあるが、ほとんど「シナリオ通り」。

>スタッフ ★★★★<
3Dアニメのリアリティよりも、2Dの絵でもポリシーを持って、
繰り返しを多用するなどした方が世界観を映し出せる、と証明。

>総評 ★★★<
これは、知ってる人にしか分からないでしょう。
新たなファンを開拓するには、とても難しい映画です。

何よりも、ものすごくテンポが速くて説明が省略気味。
シンジがエヴァに乗るのも早いし、世界観も不明でしょう。
逆に、気になってDVDを借りる人はいるでしょうが…。

そもそもエヴァの「らしさ」は、
実はチープな部分に、その原点があったはずで。

30分という枠が決まったテレビ番組のなかで、
時間を埋めるために、沈黙がやけに続いたり、
文字を多用した演出や、同じ映像が頻繁に繰り返され、
それが、もやもやとした葛藤を色濃く映し出していたのでは。

今回は、潤沢な予算と製作期間があるからか、
そうした苦し紛れ?の演出がほとんどないので、
アニメらしいアニメ映画として、観ることができる一方、
エヴァのそういう「らしさ」がなくなったのは残念です。

「サービス、サービス♪」はいいけど、サービスしすぎかな。
とはいえ本作のテーマは、いまだに色あせることがない。
SFアニメが好きな人なら、きっとハマるのは確かです。


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┃4┃ Column (観おとわったあなたへ)
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確か、何かの映画を観ようとして遅刻したために、
渋谷東急文化会館の、隣のスクリーンに入ったのが、
初めてエヴァンゲリオンシリーズを観た理由だった。

総集編の映画版で、映画の途中から入ってしまい、
前後がものすごく気になり、すぐにビデオを借りてきた。
学生なんて暇なモノで、数日で私もエヴァ通になれたものだ。

それから10年以上経ち。
社会人になり、暇はなくなった一方で、
いろいろな経験を重ね、人生の浮き沈みも感じてきた。

そして改めて、このエヴァンゲリオンに触れてみる。
ヤシマ作戦に至るまでの展開を振り返るものだが、
きれいに主人公の葛藤が描かれていて、新鮮に映る。

母親はおらず、父親からも期待されていない自分。
期待されれば、そこは戦場というとんでもない世界。
責任はとても重く、失敗すれば人々からも恨まれる。
逃げだそうとすれば、人々の期待を今度は裏切ることに。

なんで人々から、自分は期待されたいんだろう。
どうして自分は、期待されすぎの立場になるんだろう。
人々との関わりを求めながらも、うまく立ち回れない、
距離感のとれない少年たちの姿が、この映画にはある。

そんな、人々とのしがらみなんて無視して、
やれと言われたことを、やっていればいい。
その方が、どれだけ気が楽に暮らせるだろう。
照準を敵に合わせて、トリガーを引くだけだ。
それを繰り返すだけで、仕事が終わるなら、それでいい。

一方で、綾波レイが彼との対比構造にあることにも気づく。
周囲のいろいろな人々とのしがらみにあるシンジだが、
対照的に、彼女には「碇指令」という絶対的存在しかない。

だからこそ、彼女はシンジとは全く逆に、
仕事を喜び、任務に恐ろしく忠実な存在なのだ。
たとえ、自らは戦場で命を失うのだとしても!

この広い、大きな人類という世界のなかで。
自分は、どんなポジションにたてばいいのか。
どれだけの期待を背負って、生きていけるのか。
そのプレッシャーを、どのように跳ね返して、
人々との関わりを、調整していけばいいのだろうか。

社会人としての暮らしを振り返ると、
結局、自分もシンジ君も、あまり大差はないのかもしれない。
最も残念ながら?私には人類を救うほどの、
大きな責任も期待も、いまのところないのではあるが…。

2007/9/4 ユナイテッドシネマズ豊洲にて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「ブラックスネークモーン」……………………………

何だか意味不明な邦題からして、やる気のなさそうな映画ですが。
モーンはmoanで、モゴモゴ文句を言っている黒ヘビってことか?
しかし主演はサミュエルLジャクソンに、クリスティーナリッチ。
監督は「ハッスル&フロー」の監督。実はまともな映画では?

で、次回もお楽しみに。次回は金曜の予定。
http://www.blacksnake.jp/


★今後の予定など………………………………………………………

今月は本当に、面白そうなモノがすくないなあ…。
全体的に小粒な中で、注目は荻上直子の新作「めがね」かな。
しかしまあ、いつも同じ監督、同じメンバーというのも…。

行定勲監督は原作物「クローズド・ノート」に挑戦。
あとはジュゼッペ・トルナトーレ監督の、
「題名のない子守唄」が、ちょっと面白そうかなあ。

今年はどうも、いろんな続編は公開されたものの、
他に注目作が少なく、ハリウッドの減速はもちろん、
世界的に息切れを感じるんだけど、なんででしょうね…。

「サッドヴァケイション」http://www.sadvacation.jp/
「ジャンゴ」http://django-movie.com/
「題名のない子守唄」http://www.komoriuta-movie.com/
「サルバドールの朝」http://www.salvadornoasa.com/
「めがね」http://www.megane-movie.com/
「夜の上海」http://www.yorunoshanghai.com/
「クローズド・ノート」http://closed-note.com/
「ミス・ポター」http://www.miss-potter.jp/

とはいえ、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.721 2007年9月4日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2007 Ak. All rights reserved.
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