現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年08月01日

メルマガVol.705「傷だらけの男たち」★★★

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                 ___________
  Vol.705「傷だらけの男たち」★★★    2007.7.20(金)
 ̄                  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   ベテラン刑事が、資産家の妻と結婚し、その家族を殺害。
   不審に思った妻は、元部下の探偵に事件捜査を依頼する。

  【2】Michelin
   上映館が少ないです。どうせ行くなら、みゆき座へ。

  【3】Review
   最後まで楽しめるが、人物の描写には深みがない。

  【4】Column
   愛する者と引き替えに、人は何を手に入れるのか。

_______________________________________________________傷城

「インファナル・アフェア」、ハリウッド名は「ディパーテッド」
のスタッフによる、新たなる香港ノワールシリーズの新作。
しかし香港映画は、また金城武とトニー・レオンなのか…。
スーチーも出てくるし…新しい役者が、出てこないんだなあ。

<オフィシャルサイト>
http://www.drywhisky.com/


┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ベテラン刑事が資産家の妻と結婚し、唯一の肉親である父を殺害。
麻薬中毒の容疑者が死体で発見され、事件は解決と思われていた。
しかし不審に思った妻は、刑事の元部下だった探偵に捜査を依頼。
傷心のまま引退していた探偵は、久々に真面目な捜査に出る。


┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

上映館は少ないです。
シネコンはお台場のレイトショーのみ。
昼間から観るなら、みゆき座しかなさそうです。
他はどこも、スクリーンが小さすぎます。

もう空いていますから、お好きな時間に。

▼日比谷 みゆき座
10:35/13:15/15:55/18:35〜20:40(終)

▼お台場 7/27(金)まで シネマメディアージュ
7/21(土) 20:10/22:40〜0:45(終)
7/22(日)〜7/27(金) 20:10〜22:15(終)

▼新宿 新宿武蔵野館
11:25/13:50/16:15/18:40/21:05〜23:15(終)


┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★
ストーリー :★★★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★★

>テーマ ★★★<
愛する者を失った悲しみと、そこから芽生える憎しみについて、
二人の男を通して、通り一遍ながらもひととおり描かれている。

>ストーリー ★★★★<
小さな殺人事件ではあるものの、「インファナルアフェア」同様、
次々とたたみかける展開で飽きさせない。似た名前が多くて困るが。

>キャスト ★★★<
何だか、傷だらけの男たちを演じるには、どこか格好良すぎる。
悪役はもっと悪役に、何かに徹する方が、陰翳がつくのだが…。

>スタッフ ★★★★<
今回は、映像手法の点でいろいろとトライしていて、面白い。
白黒の回想や、事件の振り返り映像など、工夫が効いている。

>総評 ★★★<
総じて楽しめる、ちゃんとしたサスペンス映画。
きちんと仕掛けがあり、謎を解いていくうちに、
最後には大きな秘密が暴露され、人物像が浮かび上がる。

しかし、タイトルの割に、あまり人物には切り込めていない印象。
傷だらけの金城が、何でスーチーには惹かれたんだろう。
トニー・レオンは、あんなに無表情に相手を殺せただろうか?

ちょっと、もったいないところはある。
とはいえ、まともなこの手の映画が少ない昨今、
「インファナルアフェア」もこの映画も貴重ではある。


┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

愛する者は、いつか亡くなる。
どんな想い出の場所も、いつか消えていく。

いよいよ、私が「根城」にしていた喫茶店が、
今月末で、閉店することになってしまった。
ここで何本のメルマガを書いただろうか。
ここで何本の小説を書いただろうか。

そんなことを振り返ると、少し胸が痛い。
けれども、私が何を言っても、どうしようもない。
なくなることは、決まってしまったのだし、
それはいつか、来るべきモノでもあったのだ。

この映画では、愛する家族を失った男たちが描かれる。
妻の自殺後、アル中になってしまった刑事がいる。
そして、妻の唯一の肉親を、自ら殺した刑事がいる。

彼らは、しばらくの間、その事実に絶望している。
そして、その事実を忘れることは、永遠にできない。
それは、すでに起きてしまったことなのだから。

それでも、遺された彼らは、生きなければならない。
しかし、何のために?
誰かに復讐するためか。
それとも、また別の誰かを愛するためか。

間違いがないのは、復讐をしても、
忘れようとしても、事実は消せないということだ。
愛する人は、もうここにいないのだ。
そのことにこだわり続けては、何もできない。

大切なことは、失った大切なものと引き替えに、
いったい自分が、何を手に入れることができるのかだ。
鞭打たれた心が、どれだけ強くなるかだろう。

この喫茶店もなくなってしまうが、
私のなかには、いろいろな想い出が遺される。
ここで文章を書いていた時代、それは小さな青春だった。
しかし、それも、いつかは終わるべき時代だった。

ここが取り壊されて、どんな店になるのかは知らない。
それでも、ここを通るたびに私は思うだろう。
自分が時間と心を削って、文章に向かった時代のことを。

2007/7/20 日比谷みゆき座にて。


┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃5┃ 次回予告 ほか
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「ファウンテン 永遠に続く愛」………………………

奇才ダーレン・アロノフスキー監督による、ラブ・ロマンス。
この珍妙な組み合わせに、「本当かよ」と思ってしまいますが。
しかも、ヒロインのレイチェル・ワイズと監督が結婚した?
どういう理由で作ったのか、内容よりも気になりますが…。

で、次回もお楽しみに。次回は来週火曜の予定。
http://movies.foxjapan.com/fountain/


★今後の予定など………………………………………………………

来週は、あと以下の2本の予定。

「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」は家族をめぐる問題作。
佐藤江梨子が恐ろしく自意識過剰な姉を熱演するらしい。
家族崩壊をリアルに描く、本当に怖い内容らしいんですが。
http://www.funuke.com/

一方で「フリーダムライターズ」は感動作。
ヒラリー・スワンクが人種問題で荒れるクラスを再建する。
アメリカにも熱血教師モノというジャンルはあるわけで。
今回は、シリアスなテーマが題材だけに、気になります。
http://www.fw-movie.jp/


いよいよ8月がやってきますが、
いまのところ、注目しているのは以下のとおり。

大作は「トランスフォーマー」ですね。またもパニック映画。
ピクサー映画や、行定勲監督、ジャ・ジャンクー監督など、
それなりに気になる映画が、小粒に集まっている感覚。
てゆうか「ラッシュアワー」って、まだやる気だったんだ…。

「レミーのおいしいレストラン」http://remy.jp/
「リトルチルドレン」http://www.little-children.net/
「天然コケッコー」http://tenkoke.com/
「河童のクゥと夏休み」http://www.kappa-coo.com/
「トランスフォーマー」http://www.transformers-movie.jp/
「長江哀歌(エレジー)」http://www.bitters.co.jp/choukou/
「遠くの空に消えた」http://to-ku.gyao.jp/
「ベクシル 2077日本鎖国」http://www.vexille.jp/
「ラッシュアワー3」http://rh3.jp/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.705 2007年7月20日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2007 Ak. All rights reserved.
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

◎映画のなかの人生、映画のような人生。
のバックナンバー・配信停止はこちら
http://blog.mag2.com/m/log/0000197069/
posted by Ak. at 12:25| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。