現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年07月31日

メルマガVol.704「不完全なふたり」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


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  Vol.704「不完全なふたり」★★★     2007.7.19(木)
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  【1】STORY
   友人の結婚式に参列する夫婦。しかし、二人の仲は冷え、
   ついに夫が友人に離婚を告白したことからおかしくなる。

  【2】Michelin
   新宿武蔵野館での単館上映。空いています。

  【3】Review
   相変わらずだが、眠くなる。しかし、よく考えさせられる。

  【4】Column
   どこまでも不確定だからこそ、どこかで踏みとどまる。

__________________________________________Un Couple parfait

延び延びになりましたが、諏訪監督の新作「不完全なふたり」。
監督の新作はたぶん、「M/OTHER」以来ではないでしょうか?
主演のヴァレリア・ブルーニ=テデスキは、フランソワ・オゾン
がやけにお気に入りの女優さんで、今回も楽しみです。

<オフィシャルサイト>
http://www.bitters.co.jp/fukanzen/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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友人の結婚式に参列すべく、パリにやってきた40歳前後の夫婦。
しかし、夫婦仲は冷え切っており、友人との会食で夫がつい、
離婚を告白したことから、さらに二人は対立を深めてしまう。
毎夜、口論を繰り返す二人は眠れぬまま、結婚式は終わるが…。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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新宿武蔵野館での単館上映です。
もう空いています。お好きな時間にどうぞ。

▼新宿 新宿武蔵野館
14:35/16:55/19:15〜21:20(終)


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★★
ストーリー :★★
キャスト  :★★★★
スタッフ  :★★★

>テーマ ★★★★<
よくある男女の口論とその展開を、きちんと見つめている。
男女がお互いに何を欲しがっているのか、よく考えさせられる。

>ストーリー ★★<
とにかく眠い。カメラは動かないし、事件が起きたりもしない。
しかし、離婚の理由が分からない点が、今回は少しミステリ風。

>キャスト ★★★★<
この映画は主演2人がしっかりしていないと、成り立たない。
男女が何に悩んでいるのか、本当に別れたいのかが伝わってくる。

>スタッフ ★★★<
まるで盗撮のように動かないカメラが、日常感たっぷりに描く。
この演出の他に、今回はアップなど、いくつか挑戦も見られる。

>総評 ★★★<
「ふたりの5つの分かれ路」の、諏訪監督版のようなもの。
またも離婚志望のヴァレリア・ブルーニ=テデスキだが、
今回は離婚の理由が分からないので、観ていて想像が膨らむ。

その想像が膨らむうちに、男女のさまざまな悩みに、
観客自身が気づいていく、という仕掛けはなかなか。
とはいえ、相変わらず動きのない108分はつらいですが…。


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
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多くの人々と同じように、私も平凡な生活を送っている。
平凡な仕事、平凡な生活、そして平凡な人生が待っている。

いつか、私も結婚し、子どもができ、親になる。
そして、子どもを育て、子どもが結婚し、
自分も引退し、のんびり庭の盆栽を眺めながら、
ある日、ぽっくり死んでいることだろう。

しかし、意外とそうではないかもしれない。
平凡だと思った人生にも、落とし穴はある。

もしも結婚できなかったら。
もしも子どもができなかったら。
もしも仕事がなくなってしまったら。

そんなことは、誰も予測がつかない。
そして、予測がつかないことはいつでも起きる。
分かっているのは、例えどんな平凡な人生でも、
その平凡ささえ失うことが、ありうるということだ。

結婚して、15年が経ち、子どもがいない夫婦。
何が、離婚の原因なのかは分からない。
しかし、夫婦の日常と、口論を眺めていると、
相手に対する不信と、不安でいっぱいだと分かる。

とびきりの幸せを、望んでいるわけでもないのに。
平凡な夫婦の幸せさえ、手に入れられないなんて。
こんなひどい想いには、早く終止符を打ってしまいたい。

でも、離婚して、バツイチになって、
周囲の同情や、憐れみも受けたくはない。
ああ、どっちに転んでも、不安でいっぱいだ!

子どものいる夫婦に対する羨望、
他の女性を惹きつけている夫への嫉妬、
妻を理解できない自分自身への苛立ち。
そして、何よりも自分が愛されないことへの不安!

不安でいっぱいになると、
人間は対象を抹殺しようとする。
戦場で人間が、知らない人間を簡単に殺せるように。
日常でも人間は、知り抜いている夫婦さえ、
不安になると、傷つけようとしてしまうのか。

平凡だと思っている夫婦でも。
平凡だと思っていた人生でも。
いつ、どこで、踏み外してしまうかは、
誰にも最後まで、分からないことだ。

でも、永遠に不確実だからこそ、
どこかで、自分が踏みとどまらなくては。
私は、絶対に愛されているはずだ。
証拠なんてなくてもいい。その信念。

この不安を断ち切るには、その信念が必要なのだ。
時には、不確かなものを確かだと信じる愚かさも、
人生においては、立派な処方箋になるのかもしれない。

2007/7/19 新宿武蔵野館にて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「傷だらけの男たち」……………………………………

「インファナル・アフェア」、ハリウッド名は「ディパーテッド」
のスタッフによる、新たなる香港ノワールシリーズの新作。
しかし香港映画は、また金城武とトニー・レオンなのか…。
なかなか新しい役者が、出てこないんだなあ。

で、次回もお楽しみに。次回は明日金曜の予定。
http://www.drywhisky.com/


★今後の予定など………………………………………………………

来週以降の予定は、とりあえず以下のとおり。
ダーレン・アロノフスキーは、この「ファウンテン」を撮って、
レイチェル・ワイズと結婚してしまったという曰く付き。
こういう映画って、内容は得てしてひどいモノですが…。

「ファウンテン永遠に続く愛」http://movies.foxjapan.com/fountain/
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」http://www.funuke.com/
「魔笛」http://mateki.jp/
「レミーのおいしいレストラン」http://remy.jp/
「リトルチルドレン」http://www.little-children.net/
「河童のクゥと夏休み」http://www.kappa-coo.com/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
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メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.704 2007年7月19日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2007 Ak. All rights reserved.
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◎映画のなかの人生、映画のような人生。
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posted by Ak. at 12:18| 東京 🌁| Comment(2) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
いつもメルマガ楽しみにしてます。一つ質問があるのですが、以前のホームページは更新しないのでしょうか?前のホームページの文章やデザインが凄く好きだったのですが。お気に入りに登録してあるので時間がありましたら更新お願いします。これからも楽しみにしてます。では
Posted by ノエルギャラガー at 2007年08月01日 01:41
ノエルギャラガーさん、
コメントありがとうございます。

私も昔のサイトは好きなんですが…。
一度更新を辞めると復帰が大変なんです(汗)。
それに、もう個人の情報発信で、
HTMLを打つ時代じゃないですし。。。

本当はインデックスだけでも手打ちして、
このブログを表示したいのですが、
それもなかなか大変そうなんですね。

まあ、Don't look back in anger!
ということで、許してもらえませんか。
というと、"It's not too late..."
とか言われてしまいそうですが(笑)。

とりあえず、その辺もひっくるめて、
今年は1000本達成する予定ですので、
その時に何か特別なことでもしようかと、
今は、いろんなことを考えてます。
すみませんが、今後ともよろしくです。

OasisファンのAk.
Posted by Ak. at 2007年08月02日 20:41
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