現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年07月09日

メルマガVol.698「サイドカーに犬」★★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                 ___________
  Vol.698「サイドカーに犬」★★★★    2007.7.1(日)
 ̄                  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   家出した母親の代わりに、転がり込んできた父親の愛人。
   男勝りの彼女は、小学生の彼女にも、大人扱いだった。

  【2】Michelin
   シネスイッチ銀座、アミューズCQNの2館上映。

  【3】Review
   子どもから見た、大人の世界と成長が、よく描けている。

  【4】Column
   信じてくれる大人がいて、初めて子どもも大人になれる。

___________________________________________さいどかーにいぬ

「春の雪」の頃は、すっかりしおらしい妊婦だった竹内結子。
ところが一転、出産後の離婚騒動でカムバックも大変なことに。
それを知ってか知らずか、今回演じる主人公は男勝りのお姉さん。
監督は「雪に願うこと」が無難な仕上がりだった根岸吉太郎。

<オフィシャルサイト>
http://sidecar-movie.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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家出した母親の代わりに、転がり込んできたのは父親の愛人。
口うるさい母親とは打って変わって、彼女の性格はサッパリ。
小学生の彼女にも、一人前の大人扱いをしてくれた継母とともに、
少女は大人たちの世界をかいま見て、刺激的な夏休みを送る。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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シネスイッチ銀座、アミューズCQNでの2館上映。
まあ、どちらも同じようなスクリーンではありますが、
全席指定がよろしければ、アミューズCQNへどうぞ。

けっこう入ってました。やっぱり竹内結子効果?
映画の日とはいえ、初回から満席近いなんて…。
週末はまだ、もう少し混んでいるかもしれません。

▼銀座 シネスイッチ銀座
10:20/12:30/14:40/16:50/19:00〜20:50(終)

▼渋谷 アミューズCQN
10:30/12:45/15:00/17:15/19:30〜21:15(終)
※ 初回以外は全席指定


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★★

<内訳>
テーマ   :★★★★
ストーリー :★★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★★

>テーマ ★★★★<
子どもから見た大人の世界と、そこへ向かっていく自分の意識が、
誰にでもあるエピソードを重ねることで、魅力的に語られている。

>ストーリー ★★★<
全体的に物語の展開は遅いが、90分強で収められていること、
回想方式を採ったことなどで、ギリギリで飽きずに済んでいる。

>キャスト ★★★<
竹内結子は、こんな家に転がり込んでくるには美人過ぎる(笑)。
しかし魅惑的なお姉さんであり、子役の子も素朴さが逆に良い。

>スタッフ ★★★★<
一人一人の登場人物の考え、背景が実に丹念に描かれている。
登場人物と物語が絞られたことで、その特徴が吉と出た映画。

>総評 ★★★★<
予想外に面白かった(失礼ながら)。驚いた。
小学生時代のエピソードを、うまく掘り起こしながら、
子どもから見た大人の世界、本当は大人にも悩みがあり、
そして自分も、いつかはそんな人間になっていく。

そんな子ども時代の想い出を描くことで、
逆に、大人として生きることの悩み、問題を相対化して、
自分を改めて客観的に見つめ、頑張ろうとできる。

なんてことはない子どもの夏休みを描いた映画なのに、
演出とポジティヴなメッセージがすがすがしい佳作。


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
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子どもの頃は、大人は違う生き物だと思っていた。

何か間違いをしたら、注意される。
失敗をすれば、怒られる。
大人はいつだって、子どもよりも偉い。
ずっとそういうものだと、思いこんでいた。

そんな大人である、母親が家出した。
大人なのに、なんで?きっと理由があるのだろう。
素直な少女は、何の心配もしていなかった。

すると今度は、また別の大人が母親役に。
ところが、彼女はちっとも大人らしくない。
本当の母親じゃないが、いきなり挨拶は「オッス」だ。

カッコイイ自転車に乗って、豪快に買い物をする。
社会のルールなんて気にしない。
盗みも不法侵入も気にしない。
子どもだって、コーラを飲んだっていい。
この世には、やっちゃいけないことなんてない。

例え相手が小学生でも、一人前に接してくれる。
素直にモノを考える自分を、尊敬さえしてくれる。
純粋にルールに執着する自分を、ハードボイルドだという。

そして、自転車に乗れない自分を応援してくれる。
まるで、気のおけない女友達のように連れ出してくれる。
自分の悩みごとなんて、ずっとひた隠しにしながら。

そうなんだ。大人だって、特別じゃないんだ。
お母さんだって、お父さんだって、悩みがあるんだ。
ケンカをしたり、トラブルに巻き込まれたり。
みんなそれでも、頑張って生きているんだ。

キミもいつまでも、子どもじゃないよ。
夏休みに転がり込んできた、あの女性は、
誰もが特別じゃないことを、教えてくれた。

そして、自分にもいいところがあって、
できることがあって、1人の人間なんだと、
信じてくれたことが、何よりも自信になった。

後から振り返れば、それが大人への第一歩だった。
子どもみたいな自分で、信じてくれる人がいる。
誰もが問題を抱えながら、懸命に生きている。
あの頃を思えば、歳を重ねたいまさらになって、
弱音なんて吐いちゃ、いけないんだな、と思うのだ。

2007/7/1 渋谷アミューズCQNにて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「ダイハード4.0」…………………………………………

いやあ。また騙されてしまうんでしょうか(笑)。「3」が、
あれだけひどかったのに、なぜ「4」を作ってしまったのか。
しかし、意外とこの映画、前評判はやけに高いんですよね…。
ま、これだけ期待感を落とせば、少しは楽しめるかも???

で、次回もお楽しみに。次回は火曜の予定。
http://diehard4.jp/


★今後の予定など………………………………………………………

来週のあと2本は、以下の予定。

「そしてデブノーの森へ」は、
決してダイエットの話ではありません。
フランスの渋いサスペンス。
主演はダニエル・オートゥイユで、
また騙されてしまう男の話らしい。
http://www.at-e.co.jp/soshite/

「不完全なふたり」は諏訪敦彦監督の新作。
たぶん、「M/OTHER」以来ではないでしょうか?
主演はヴァレリア・ブルーニ=テデスキ。
最近のフランソワ・オゾンがお気に入りの女優さん。
http://www.bitters.co.jp/fukanzen/


その他、7月の予定は、とりあえず以下のとおり。
注目しているのは、カウリスマキとアロノフスキー。
この2人の監督が久々に新作を公開するので、とても楽しみです。

「ボルベール<帰郷>」http://volver.gyao.jp/
「傷だらけの男たち」http://www.drywhisky.com/
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」http://www.funuke.com/
「街のあかり」http://www.machino-akari.com/
「ファウンテン永遠に続く愛」http://movies.foxjapan.com/fountain/
「魔笛」http://mateki.jp/
「フリーダムライターズ」http://www.fw-movie.jp/
「レミーのおいしいレストラン」http://remy.jp/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
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http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
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ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.698 2007年7月1日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2007 Ak. All rights reserved.
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