現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年06月28日

メルマガVol.695「ゾディアック」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_               _____________
  Vol.695「ゾディアック」★★★      2007.6.22(金)
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  【1】STORY
   連続殺人犯が新聞社に送りつけてきた、暗号と犯行予告。
   一向に正体がつかめない犯人を、刑事と新聞社の男が追う。

  【2】Michelin
   丸の内プラゼールほか、各地のシネコンにて上映中。

  【3】Review
   緊張感はあるが、この長さでこの結末は納得しないだろう。

  【4】Column
   事故は重なり、やがて色あせるが、不幸が消えるわけではない。

_____________________________________________________Zodiac

デビッド・フィンチャー監督の代表作は、未だに「セブン」。
今度こそ、と言うわけで、今回も同じような連続殺人サスペンス。
ジェイク・ギレンホールが名推理を披露し、暗号を解読しながら、
連続殺人鬼の怪しい正体に迫るという、サスペンスの王道映画。

<オフィシャルサイト>
http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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60年代末の米国。連続殺人犯が、暗号と犯行予告を新聞社に送る。
その後も、次々と脅迫文と殺人事件が起きるが、警察はなかなか
犯人を追い詰めることができず、刑事たちは焦りだしていく。
そのなかで、新聞社の漫画家が事件に興味を持ち、調査を始める。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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丸の内プラゼール他、いくつかのシネコンでやってます。
山手線の外が多いですが…渋谷、池袋だと画面は小さいです。
まあ、この映画は迫力も関係ないですけどね。

▼有楽町 丸の内プラゼール
〜6/24(日) 10:00/13:00/16:15/19:30〜22:25(終)
6/25(月)〜6/29(金) 11:00/14:40/18:30〜21:25(終)
6/30(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼品川 品川プリンスシネマ
6/23(土)〜6/24(日) 9:55/13:15/16:35/20:05〜22:55(終)
6/25(月)〜6/26(火) 13:15/16:35/20:05〜22:55(終)
6/27(水) 9:55/13:15/16:35/20:05〜22:55(終)
6/28(木)〜6/29(金) 13:15/16:35/20:05〜22:55(終)
6/30(土)〜 11:45/20:40〜23:30(終)

▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
6/23(土) 15:00/18:00/21:00/0:15〜3:00(終)
6/24(日)〜6/28(木) 13:00/16:00/19:15/22:15〜1:00(終)
6/29(金) 14:15/17:15/20:30〜23:15(終)
6/30(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼お台場 シネマメディアージュ
6/23(土) 13:30/16:45/20:00/23:30〜2:20(終)
6/24(日)〜6/28(木) 13:30/16:45/20:00〜22:50(終)
6/29(金) 10:50/14:05/17:20〜20:10(終)
6/30(土) 20:10/23:40〜2:30(終)
7/1(日)〜 20:10〜23:00(終)

▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
6/23(土) 14:30/17:45/21:00/0:15〜3:02(終)
6/24(日)〜6/28(木) 10:15/14:30/17:45/21:00〜23:47(終)
6/29(金) 14:30/17:45/21:00〜23:47(終)
6/30(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
〜6/29(金) 11:40/14:50/18:00/21:10〜0:00(終)
6/30(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼渋谷 渋谷シネパレス
10:05/13:10/16:15/19:20〜22:00(終)

▼池袋 池袋HUMAXシネマズ4
〜6/29(金) 10:20/13:30/16:45/20:00〜22:45(終)


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★
ストーリー :★★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★

>テーマ ★★★<
事件に取り憑かれて、身を滅ぼしていく男たちの悲劇の他、
60年代の警察の内情と捜査手法、時代背景が無造作に描かれる。

>ストーリー ★★★<
次々と事件が起き、手がかりが見つかり、犯人に迫っていく
前半は面白いが、さすがにその緊張感は2時間半も続かない。

>キャスト ★★★<
未解決事件の泥沼にはまっていく男たちが主人公なのだが、
ラファロもギレンホールも、最初から疲れてるような雰囲気が…。

>スタッフ ★★★★<
前半の事件と捜査の緊張感は、なかなかの演出を感じるのだが、
ドキュメンタリーのような後半は、もっと短くできなかったのか。

>総評 ★★★<
サスペンスというよりは、実録の事件簿のような映画です。
前半までは、犯人VS警察の図式が鋭く描かれていきますが、
そのうちに警察は挫け、引き継いだ著者も泥沼にはまります。

未解決事件ということもあり、犯人像が全く見えないので、
捜査は進んでいるらしいものの、観客にはよく分かりません。
そのため、進行とともに推理が楽しめるような作品ではない。

これが2時間半もかかるなんて、たぶん多くの方が、
期待していたサスペンスらしさとは、違うのではないでしょうか。
別に事実じゃなかったとしても、事件を解決してしまうか、
もしくは全く違うところ、捜査する側の絶望に迫って欲しかった。

同じ連続殺人犯の未解決事件を追うものだとしても、
韓国の「殺人の追憶」の方が、遥かに出来が良かった。
デビッド・フィンチャーは、一向に「セブン」から進まないな…。


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
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人は、いつ、どこで死ぬのか分からない。
穏やかに年老いて、穏やかに死んでいくことを、
多くの人が予想し、受け入れているが、
残念ながら、誰もがそのような運命をたどるとは限らない。

世の中には、いくつもの殺人事件が起きる。
そして、いくつもの事故で、人が死んでいる。
交通事故に至っては、毎年1万人が死んでいたこともある。

この映画の連続殺人犯による被害者は、5人。
これは多いと言えるだろうか。少ないだろうか。
1人の人間が犯した過ちとして考えれば、
それは充分に多い、大きな過ちであるだろう。

さらに、ゾディアックはメディアを煽動した。
暗号と予告文で、多くの人々を恐怖に陥れることで、
自らの存在を顕示し、ある大都市を席巻した。

ゾディアックは、その意味では巨大な事件だった。
警察が、多くの人員を割き、プライドを賭けて、
この事件を追い続けたことも、理解できよう。
この映画の原作者が、取り憑かれたことも分かろう。

しかし、この世の中で起きている多くの事件、
不慮の事故を数えてみれば、それは小さな出来事。
いつか、人々の記憶から忘れ去られていく事件でもある。

結局、同じような事件が次々と起き、
メディアをにぎわせ、人々が話題にするので、
どんな凶悪な事件も、いつの間にか「今」から消えていく。

それでも事件を覚えているのは、
その事件に、人生を揺さぶられた者たちだけ。
事件の被害者たち、捜査をしていた刑事たち、
そして事件に興味を持った、一握りの人たちだけ。

彼らだけは、追うことを止めないだろう。
それは、正義を求めているから?
それとも、費やした人生に償いを求めているから?
被害者が亡くなったことに、理由を探しているから?

この世は、穏やかに死んでいく者だけではなく、
そうした事件は、メディアを飾るものばかりではない。
社会の片隅には、いくつもの悲劇と屍が寝そべり、
私たちはその上で、「普通」の人生を思い描いている。

そんな「普通」の、何という脆いことか。
何ごともなく生きられることの、何と幸運なことか。
そして、その幸運な者たちこそ、問われるべきだろう。
見えないところにある不幸に、自分は何ができるのか、と。

2007/6/22 ユナイテッドシネマズ豊洲にて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「憑神」……………………………………………………

妻夫木聡主演の最新作は、「鉄道員」が大ヒットとなった、
浅田次郎原作&降旗康男監督という期待のペアによるもの。
今回は、悪霊に取り憑かれてしまった不運な男を主人公に、
落語のような痛快時代劇を繰り広げるらしいですが、果たして。

で、次回もお楽しみに。次回は来週火曜の予定。
http://tsukigami.jp/


★今後の予定など………………………………………………………

来週のあと2本は、カンヌグランプリに輝いた、
河瀬直美監督の「殯(もがり)の森」が注目作。
前作「沙羅双樹」から、どれだけ進化しているのか?
http://www.mogarinomori.com/

「サイドカーに犬」は、竹内結子が男勝りの女を演じる、
出産&離婚騒動後の主演作と言うことで、メディアが注目。
そんなことよりも、まともに楽しめる映画かどうかが問題。
監督は「雪に願うこと」が無難な仕上がりだった根岸吉太郎。
http://sidecar-movie.jp/


来月の予定は、だいたい以下のように考えています。
注目しているのは、カウリスマキとアロノフスキー。
この2人の監督が久々に新作を公開するので、とても楽しみです。

「ダイハード4.0」http://diehard4.jp/
「そしてデブノーの森へ」http://www.at-e.co.jp/soshite/
「不完全なふたり」http://www.bitters.co.jp/fukanzen/
「ボルベール<帰郷>」http://volver.gyao.jp/
「傷だらけの男たち」http://www.drywhisky.com/
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」http://www.funuke.com/
「街のあかり」http://www.machino-akari.com/
「ファウンテン永遠に続く愛」http://movies.foxjapan.com/fountain/
「魔笛」http://mateki.jp/
「フリーダムライターズ」http://www.fw-movie.jp/
「レミーのおいしいレストラン」http://remy.jp/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

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ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.695 2007年6月22日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
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Excerpt: 「Zodiac」の話題をまとめたサイト『話題の.jp』にこの記事が掲載されました。
Weblog: Zodiac - 話題の.jp
Tracked: 2007-07-19 14:40
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