現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2007年06月27日

メルマガVol.694「プレステージ」★★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                ____________
  Vol.694「プレステージ」★★★★     2007.6.21(木)
 ̄                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   下積み時代から続く、天才マジシャン同士の対立、競争は、
   次第にエスカレートし、壮大なショーと悲劇を生み出す。

  【2】Michelin
   都内各地のシネコンにてどうぞ。迫力も必要な映画。

  【3】Review
   ノーラン監督の集大成。その渾身ぶりに、思わずオマケ。

  【4】Column
   プロフェッショナルとはプライドであり、それを守ることだ。

_______________________________________________The Prestige

「バットマンビギンズ」の監督&主演&助演が共演する話題作。
監督のノーランと、クリスチャン・ベールにマイケル・ケイン。
さらにヒュー・ジャックマンにスカーレット・ヨハンソンまで。
「メメント」を超える驚きを狙う監督の、意欲みなぎる大作です。

<オフィシャルサイト>
http://prestige.gyao.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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下積み時代の不慮の事故から、互いに反目する天才マジシャン。
相手のトリックを見抜き、常にそれを超えようとすることで、
2人は壮大なマジックを生み出していくが、その対立はやがて、
とんでもないショーと悲劇へ向かって、エスカレートしていく。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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日比谷スカラ座以外では、都内各地のシネコンでご覧下さい。
とにかくシネコンでないと、迫力が足りないと思いますので。
もうそんなに混んでいないと思います。

▼日比谷 日比谷スカラ座
10:40/13:30/16:20/19:10〜21:35(終)
※ 初回以外は全席指定

▼お台場 シネマメディアージュ
6/22(金) 14:00/17:10/20:30〜22:55(終)
6/23(土) 17:10/20:00/22:50/2:00〜4:25(終)
6/24(日)〜 14:10/17:10/20:00〜22:25(終)

▼新宿 新宿バルト9
6/22(金) 10:20/13:00/15:50/18:40/21:20〜23:40(終)
6/23(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼品川 品川プリンスシネマ プレミアスクリーン
6/22(金) 12:30/15:25/18:15/21:00〜23:20(終)
6/23(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
6/22(金) 14:00/16:45/19:30/22:15〜0:35(終)
6/23(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼六本木 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ
6/22(金) 10:00/12:45/15:35/18:30/21:20/0:10/3:00〜5:20(終)
6/23(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
6/22(金) 10:40/13:25/18:45〜21:05(終)
6/23(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
6/22(金) 12:45/18:15〜20:35(終)
6/23(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼渋谷 渋東シネタワー
11:00/13:50/16:40/19:30〜21:55(終)


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★★

<内訳>
テーマ   :★★★
ストーリー :★★★
キャスト  :★★★★
スタッフ  :★★★★

>テーマ ★★★<
手品のために、人生を投げ出す2人の男の執念を描き出すが、
2人の違いと共通点を、上手く対比できていないのが欠点。

>ストーリー ★★★<
お互いの回想形式でありながら、きちんと物語を追える点や、
最後のトリックまで素晴らしいが、ちょっと語りが長すぎるか。

>キャスト ★★★★<
充実した役者を揃え、特にマイケル・ケインが味を出している。
ベイルがもう少し、奇才ぶりを発揮するモノだと思っていたが。

>スタッフ ★★★★<
マジックの単純さ、怪しさ、華麗さを存分に引き出しているが、
どうにも私生活が中途半端に入り乱れている点が、気になる。

>総評 ★★★★<
クリストファー・ノーランの監督しての集大成だろう。
「メメント」のように、驚きを呼ぶことを目的にしながら、
「インソムニア」のような、悩み続ける人間の姿と、
「バットマンビギンズ」のエンターテイメント性が、
全て溶けこんだかたちで、この映画を創りあげている。

しかし、娯楽性という意味を考えるなら、
もう少し分かりやすさを引き出しても良かったか。
2人のマジシャンは、同じように悩んでしまっており、
対立軸がハッキリしないので、どちらも観客を味方に出来ない。

本来ならあと一歩ではあるが、監督の意欲がそこかしこに、
この作品には漲っており、無理矢理2時間15分を引っ張る。
その渾身の内容には、根負けしました。4をつけましょう!


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
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プロフェッショナルを支えているのは、強烈なエゴである。
自分は誰にも負けるはずがない、というプライドである。

それは、何の根拠もなくてもかまわない。
どんなに些末で、個人的なきっかけでもいい。
例えば、個人的な復讐の相手がいるとか。
見かえしたいライヴァルがいる、それでもいい。

理由はともかく、強烈な自分を持っていなければ、
個人でショウビジネスの世界に乗り込んでいく、
そんな愚かな試みを、ずっと続けていくことはできない。

まして、自分や誰かの命まで賭けたマジックなんて。
マジシャンは、いつでも自らの手を汚す覚悟を決めて、
そのくせ、何食わぬ顔で単純な事実を隠し、華麗に見せる。

互いにいがみ合う、2人の天才マジシャン。
不慮の事故をきっかけに、反目を始めた2人は、
相手のマジックを超えるマジックを生みだそうとし、
相手のトリックを盗み出そうと、互いの知恵を絞る。

そうして始まった、純粋なマジック対決ではあったが、
その反目は次第に、合法的な範囲を超えていく。
盗みがあり、スパイがあり、嘘があり、トリックがある。
やがて、2人は相手の全人格を否定し、そして、
人生すべてまで奪おうとするほどに、燃えあがっていく。

それでも、負けられないのだ。
それでも、後には引けないのだ。
なぜならそれが、そのプライドが、
2人のプロフェッショナルを支えているから。

例え家族を、愛する人を犠牲にしても。
決して身を引かない2人の対決は、
観衆を惹きつけ、そして悲劇にたどり着く。

何のタネも仕掛けもなかった不慮の事故を見せ、
それが飛んでもないマジック対決に展開し、
2人が最後に指し示す、その「偉業=プレステージ」。

プロフェッショナルとは、かくも厳しいものなのか。
本当に他人を傷つけてまで、それは守るべきものなのか。
プロには、人間としてそんな権利があるのか。
1人のプロフェッショナルとして、私もまた、いつも自問を続ける。

2007/6/21 日比谷スカラ座にて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「ゾディアック」…………………………………………

デビッド・フィンチャー監督の代表作は、未だに「セブン」。
今度こそ、と言うわけで、今回も同じような連続殺人サスペンス。
ジェイク・ギレンホールが名推理を披露し、暗号を解読しながら、
連続殺人鬼の怪しい正体に迫るという、サスペンスの王道映画。

で、次回もお楽しみに。次回は明日の予定。
http://wwws.warnerbros.co.jp/zodiac/


★今後の予定など………………………………………………………

来週は、カンヌグランプリに輝いた、
河瀬直美監督の「殯(もがり)の森」が注目作。
前作「沙羅双樹」から、どれだけ進化しているのか?
あとは、竹内結子の「サイドカーに犬」、
妻夫木聡の「憑神」と、なぜか日本映画の1週間。

「殯(もがり)の森」http://www.mogarinomori.com/
「サイドカーに犬」http://sidecar-movie.jp/
「憑神」http://tsukigami.jp/

来月の予定は、だいたい以下のように考えています。
注目しているのは、カウリスマキとアロノフスキー。
この2人の監督が久々に新作を公開するので、とても楽しみです。

「ダイハード4.0」http://diehard4.jp/
「そしてデブノーの森へ」http://www.at-e.co.jp/soshite/
「不完全なふたり」http://www.bitters.co.jp/fukanzen/
「ボルベール<帰郷>」http://volver.gyao.jp/
「傷だらけの男たち」http://www.drywhisky.com/
「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」http://www.funuke.com/
「街のあかり」http://www.machino-akari.com/
「ファウンテン永遠に続く愛」http://movies.foxjapan.com/fountain/
「魔笛」http://mateki.jp/
「フリーダムライターズ」http://www.fw-movie.jp/
「レミーのおいしいレストラン」http://remy.jp/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.694 2007年6月21日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2007 Ak. All rights reserved.
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