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★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2006年09月04日

メルマガVol.601「40歳の童貞男」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_               _____________
  Vol.601「40歳の童貞男」★★★      2006.9.4(月)
 ̄                ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   40歳にして童貞だと同僚に暴かれ、失意の電器店店員。
   翌日から彼らによる童貞喪失作戦が、執拗に展開される。

  【2】Michelin
   ユナイテッドシネマズとしまえんでのレイトショーのみ。

  【3】Review
   爆笑はしないが、適度に笑える。意外と内容は真面目だ。

  【4】Column
   恋が先か、セックスが先か、始まりは誰にも分からない。

_____________________________________The 40-year-old virgin

下ネタ満載のアメリカンコメディは、日本では敬遠されがち。
でも、これはこれでバカバカしくて、面白い時もあるわけです。
しかし今回は、タイトルからして、随分あからさまな内容…。
40歳でもまだ…そうですか…さて、どこまで笑えることやら。

<オフィシャルサイト>
http://www.eiga.com/official/40DT/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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40歳にしてフィギュアとゲームに明け暮れ、女っ気ひとつない男。
同僚も寄りつかなかったが、ある日、彼らに童貞だと暴かれて、
翌日からは彼らが「親切」にも、女を紹介してやると執拗に迫る。
平和だった彼の生活は一転、毎晩戦いに明け暮れることになり…。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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東京では、ユナイテッドシネマズとしまえんでの単館上映です。
ここで単館上映をやるのは、たぶん初の試みでは?
しかも時間はレイトショーだけ。大人向け映画ですから…。

筆者は、バイクなら20分程度の距離で駐輪場無料、
という立地の良さから、いつも通っていますが。
ただ、他の方々からすると、どうなんでしょうか。

池袋からは西武線、新宿からは大江戸線がありますが、
これらの沿線以外からは、クルマで来るのが一番でしょう。
レイトショーですから、駐車場も道も空いているはず。

周辺にはマクドとコンビニ、ちらほらレストランもあります。
ちょっと名の知れたピザ屋も、近くにあるらしいです。
でも、あんまり食事には適したところではないので、
夕食等は他で済ませてから、いらっしゃるのがいいのでは。

▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん 9/2(土)より
〜9/8 20:00/22:30〜終0:36 
※9/9(土)以降の上映時間は直接劇場へお問い合わせ下さい。


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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★
ストーリー :★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★

まあ、なかなか面白かったです。
期待ほどではありませんでしたが、
随所に、笑える映画ではありました。

物語としては、けっこう強引だと思います。
40にして童貞の主人公が、どうやって「男」になるか、
そのプロセスに、込み入った工夫や筋立てはありません。
同僚たちは、行き当たりばったりに女性を紹介しては、
テキトーにあしらって、みんなで大笑いするだけです。

まあ、確かに英語という言葉の壁はありましたが、
性に関する下ネタがメインなので、笑える場面も多いはず。
とりわけ脱毛の場面は、言語の壁を越えて爆笑できる。

一方で、物語の方向性そのものは意外と真面目。
脈絡がないわりに、けっこう男女関係を考えさせます。

40歳にして童貞って、そんなに変なのか?
毎晩、性交渉を行ってるヤツなら偉いのか?
そういう関係がなければ、男女は成り立たないのか?
何で、どうして、みんなそんなことにこだわるんだ?

そんな疑問が、キャラたちのため息とともに語られて、
後半になるにつれ、ちょっと真剣に考えさせられる。

でも物語は、かなり強引なラブストーリー的展開で、
とりあえず、ドタバタの末に大団円を迎えるわけです。
しかしまあ、ここにきてキャスリン・キーナーの花嫁姿が、
スクリーンで拝めるとは思いませんでした…うーむ。

というわけで、まともなコメディにはなってます。
でも、やっぱり筆者の中でのベストコメディは、
どうしても「タイムトラベラー」を、思い浮かべてしまう。
あれを超えるコメディは…やっぱり思いつかないんだよなあ。
コメディで4つ星を超えるというのは、もうないんでしょうか。


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
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「40歳にして童貞」

何という笑撃、いや、衝撃的なタイトルだろうか。
この映画のネーミングは、間違いなく人々を惹きつける。
内容以上に各国でヒットしているのも、そのせいだろう。

しかし、どうしてこのタイトルで笑うのだ?
40歳で、まだ女性経験がありません。
それは異様で、そんなに間違ったことなのか?

どんな仕事場にも、彼と同じように、
年配だけど、特に付き合いもなく、女っ気もない、
そしてどうやらオタクっぽい、そんな同僚がいるのでは。
ひょっとすると、シリアルキラーってこんなヤツ?みたいな。

でも、そういう人間を笑ってはいけない。
そういう人には、きちんとしたポリシーがあるのだ。
フィギュアを愛し、ゲームを愛しても、礼儀正しく、
仕事ぶりも真面目で、きちんと社会に貢献している。

本人はそんな生活に満足してるし、充分幸せだ。
なのに、どうして、それでも女性が必要なのだ?
妻がいないと、経験がないと、立派な大人になれないのか?

周囲の同僚たちは、衝撃の事実を知るやいなや、
「こいつに女を覚えさせよう」と、なぜか躍起になる。
もちろん、半分はからかっているが、半分は親切だろう。
何て哀れなヤツなんだ。こんなに楽しいことがあるのに、と。

けれども、それってそんなに楽しいことか?
パーティで、へべれけな女を「お持ち帰り」する。
カップリングパーティに出たり、飲み会を企画しては、
尻の軽そうな女に声をかけ、下らない話で相手の気を惹く。

そういうのが、本当に男のたしなみ、なんだろうか?
そういう「社会経験」がないと、人は幸せになれない?
女性に好かれない?セックスしないと出逢いがない?
それは本当?男女関係って、元からそういうものだった??

スティーヴ・カレル演じる主人公は、
彼らの「親切」に応じるたびに、ちっともいいことがない。
彼にだって、いつか自然と出逢うべき人との出逢いがあるはず。

ただ、長い間に出逢いがないと、次第に自信がなくなっていく。
自分はまともだろうか。ダメな人間なんだろうか。
そして、恋人とベッドにもぐって、「いざ」という時。
いったい何を、どうすればいいのか、分からないなんて。

焦れば焦るほど、人々が笑えば笑うほど、本人は逃げる。
笑ってはいけない。40歳まで童貞だからって。
それまでに、セックスをいくつこなしたからって、
誰もが、運命の出逢いに落ちるとは限らない。

ベッドでの実力ばかりが、恋愛の実力ではないだろう。
もちろん、いつかはそこにたどり着くものだとしても。
愛しあう男女が、どこで出逢い、いつセックスするのか。
そんな未来は、誰にも予想できないし、焦ってはいけない。

それまでは、自信を持って、自分を磨いておくしかない。
自分で自分を…イカン、オチが下ネタになってしまった…。

2006/9/2 ユナイテッドシネマズとしまえんにて。


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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「トリノ、24時からの恋人たち」……………………

イタリア映画はいつも、「ニューシネマパラダイスの再来!」と
いう宣伝文句から、ずっと抜け出せないように思えてなりません。
この映画も、レトロな作品を思わせる造詣を感じさせるそうですが、
正直、そんなことはどうでもいい。問題は中身、物語でしょう。

で、次回もお楽しみに。次回は水曜の予定。
http://www.crest-inter.co.jp/torino24/


★今後の予定など………………………………………………………

金曜は「グエムル 漢江の怪物」の予定。
社会派映画「殺人の追憶」の監督が、怪獣映画を撮りました。
文章に、つじつまが合っていないのではありません。
事実に、つじつまが合っていないのです。本当かよ、おい?
http://www.guemuru.com/


さて、来週以降は以下のような予定。
何より、キム・ギドクの新作「弓」が楽しみです。
「サマリア」「うつせみ」と素晴らしい映画を続け、
絶好調の監督ですが、今回の評価はどうなるでしょうか。

その他、9月は何故か恋愛映画が目白押しになってます。
イタリア映画もそうだし、ローラ・リニーも恋愛映画、
ニコール・キッドマンも恋愛サスペンス、はたまた、
柳楽優弥少年までが、ラブストーリーに出るんですか…。

ま、秋だから、ってことなんでしょうかね(?)。
というわけで、これからもお楽しみに。

><今後のラインナップ(予定)><

「弓」http://yumi-movie.net/
「LOFT」http://www.loft-movie.com/
「アガサクリスティーの奥さまは名探偵」http://www.okutan.jp/

「ルイーズに訪れた恋は…」http://www.louise.jp/
「シュガー&スパイス 風味絶佳」http://sugarandspice.jp/
「パビリオン山椒魚」http://www.pavillion.jp/

「薬指の標本」http://www.kusuriyubi-movie.com/
「記憶の棘」http://www.kiokunotoge.jp/
「奇跡の朝」http://www.longride.jp/kiseki/
「フラガール」http://www.hula-girl.jp/


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ1年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.601 2006年9月4日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2006 Ak. All rights reserved.
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posted by Ak. at 21:02| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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