☆ ★ ☆ 映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。
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Vol.547「SPIRIT」★★★★☆ 2006.4.5(水)
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【1】STORY
植民地化が進む清末の中国で、各国代表の格闘家が勝負。
中国代表の霍元甲には、苦い過去と熱い想いがあった…。
【2】Michelin
各地シネコンでほぼ2回上映。残り上映期間は少ないはず。
【3】Review
ジェットリー渾身の最高傑作。単純すぎるが感動できる。
【4】Column
何のために闘うのか。人は探しながら、いまも生きる。
____________________________________________霍元甲 fearless
カンフーの達人、ジェット・リーによるアクション映画の総決算。
この映画から先、武術をテーマにした映画は作らない、
と宣言したジェット・リーが最後に魅せる武術の真骨頂とは?
<オフィシャルサイト>
http://www.spirit-movie.net/
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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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植民地化が進む20世紀初頭の中国で、各国代表の格闘家が勝負。
列強各国は、中国人格闘家を倒して意気を削ごうとしていた。
それでも、戦いに臨む霍元甲は、並々ならぬ想いで舞台に立つ。
彼は若くして最強を目指したことで、苦い過去を経験していた…。
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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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各地シネコンで、だいたい2回上映になっています。
確かに、あんまりお客が入っていないんですねえ。
いい映画なのになあ。中国映画やアクション映画って、
いまでは何か偏見を持たれているんでしょうかね。
時代はやっぱり韓流だから、なのか?
▼六本木 VIRGIN TOHO CINEMAS 六本木ヒルズ 上映中
〜4/7 15:20/17:50/20:20(4/6 23:10/1:40)
※4/8(土)以降の上映時間は直接劇場へお問い合わせ下さい。
▼品川 品川プリンスシネマ 上映中
〜4/7 10:30/15:35/18:00/20:25〜終22:20
4/8〜 15:30/21:20〜終23:15
※プレミアスクリーンでの上映。
▼お台場 シネマ メディアージュ 上映中
〜4/7 15:30/18:00/20:30〜終22:30
4/8〜 17:00/19:30〜終21:30
※〈4/8オールナイト〉22:15〜終0:15
▼銀座 丸の内TOEI(2) 4/1(土)より
16:30/18:40〜終20:35
▼渋谷 渋谷東急 〜4/7(金)
16:30/18:50〜終20:45
※4/8(土)以降の番組は直接劇場へお問い合わせ下さい。
▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん 上映中
〜4/7 17:15/19:30/21:45〜終23:38
※4/8(土)以降の上映時間は直接劇場へお問い合わせ下さい。
▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋 上映中
〜4/7 16:50/19:05/21:20〜〔終〕23:20
※4/8(土)以降の上映時間については直接劇場へお問合せください。
▼亀有 MOVIX亀有 上映中
〜4/7 10:10/14:45/19:30/21:45〜終23:40
※4/8(土)以降の上映時間は直接劇場へお問い合わせ下さい。
▼木場 109シネマズ木場 上映中
【〜4/7】9:20/17:45/20:10〜終22:05
※4/8(土)以降の上映時間は直接劇場へお問い合わせ下さい。
▼池袋 池袋東急 上映中
11:45/14:00/16:15/18:30〜終20:30
※4/1(土)以降、番組・時間変更の可能性あり。
▼上野 上野東急 上映中
14:00/16:15/18:30〜終20:30
▼歌舞伎町 新宿TOKYU MILANOビル 上映中
16:15/18:45
※4/8(土)以降、番組・時間変更の可能性あり。
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┃3┃ Review (観ていないあなたへ)
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【ポイント】★★★★☆
<内訳>
テーマ :★★★★
ストーリー :★★★★
キャスト :★★★★★
スタッフ :★★★★
正直、この映画で感動するとは思いませんでした。
何だかんだいっても、アクション映画ですから。
筆者は、「キス・オブ・ザ・ドラゴン」のように、
ジェット・リーが美しく強ければ、それで良かったんですが。
物語そのものは、きわめて単純です。
とにかく最強を目指して、敵をなぎ倒してきた格闘家が、
その無慈悲な態度によって、残酷な報いを受けることで、
自らを戒め、真の最強を極めた武闘家へと変わっていく。
この役柄である霍元甲は、実在の人物だったようですが、
その半生が、ここではジェット・リー自身とも重ねられ、
描かれているようで、なかなか興味深い。
中国の武術全国大会でも5連覇を成し遂げたリーは、
文字どおり最強として君臨し、映画でも成功したのに、
実生活では家族を失い、やがて異国の地へと流れ着き、
真の武術を披露しようと、いまも奮戦しているわけです。
だからなのか、この映画でのジェット・リーは演技も深い。
そして、真の格闘家として挑む、最後の異種格闘技戦。
ここでのアクションも、それまでの過去の上に描かれるので、
ただの試合ではなく、彼自身の熱い想いがまさに体現されている。
絶望に近い状態にあった、当時の民衆のために、
霍元甲が命を賭けて挑む、最後の舞台という感動。
それを表現するためにも、ジェット・リーはあえて、
「これで最後」と明言して、この映画に臨んだのでしょう。
その想いに感服して、☆1つを贈りましょう。
間違いなく、いままでのジェット・リーの最高傑作。
文字どおりの総決算で、この映画は見逃せません。
彼を「リーサルウェポン4」でしか知らない人も、是非。
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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
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何のために、泳いでいるのか。
高校時代、長距離レースを泳いでいた私は、
その途中で、何度もプールを出たい衝動に駆られた。
ただ、最強最速を目指すために泳いでいるのか。
なら、こんなレースにはほとんど意味がない。
オリンピックはもちろん、国体にも出られない。
自分が最強でも、最速でもないことは、
レースを泳ぐまでもなく、最初から分かっていることだ。
では、なぜ泳いでいるのか。
最強を極めた武闘家にも、それは難しい問いらしい。
自分はなぜ、闘っているのだろうか。
この映画の霍元甲は、まさに最強を極めた武闘家だった。
幼い頃から、武術に憧れ、鍛錬に明け暮れ、
自分よりも強い者を妬み、嫉み、憎み、
それを新たな糧にして、彼は強くなり続けた。
弱い者たちを引き連れ、カネもないのに遊び、
見てくれだけの権勢をふるっていた霍元甲。
しかし、憎しみを糧にして強くなってきた彼は、
より強い憎しみを間近に浴びて、目を覚ます。
憎しみが生み出した強さは、互いを傷つけるだけだ。
人々は憎しみあうのではない。
手を取りあうために、生きている。
大地の上で、自然の恵みを精いっぱい受けるために。
助けあいながら、愛しあいながら暮らしているのだ。
そのときに、自分の身体に強さがあれば。
弱い相手に慈悲をかける余裕が生まれるはずだ。
身体の強さが、心の寛さにつながっていく。
最強の武闘家は、実は最強の術を使ったりしない。
それは、己のための武術だからだ。
それは、己の心のための武術だからだ。
自分が強いと知れば、誰もがやさしくなれる。
同胞に強い者がいるとすれば、それだけでも心が温まる。
それが、霍元甲が最後の戦いを披露するのに、秘めた想い。
さて、そんな真面目に考えて泳いでいたかな。
最強ではなかった自分は、プールに追い込まれて、
しようがなく己との戦いに臨んでいたのかもしれない。
けれども、あの頃、やっぱり泳いでいて良かった。
大人になって、社会に出ると、
そんな風に追い込まれることは、ほとんどなくなる。
そこで自分と、どのように向き合えるのか。
歯を食いしばれるのは、あの頃の自分のひたむきさが、
いまでも自分の手がかりと、自信になっているからだろう。
2006/4/5 ヴァージン東宝シネマズ六本木ヒルズにて。
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┃5┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。
★次回予告「マンダレイ」……………………………………………
奇才、ラースフォントリアー監督のアメリカ3部作の第2部。
前作「ドッグヴィル」に続いて、舞台劇のような演出を施し、
今回も純真な少女が、黒人の奴隷社会を変えようとして、
結局はアメリカの毒牙に引っかかってしまうという展開か?
で、次回もお楽しみに。次回は金曜。
http://www.manderlay.jp/
★今後の予定など………………………………………………………
来週に以下の3本を観ることにしました。
最初は「放郷物語」の予定。
予告がなかなか良かった日本の青春映画ですが、
予告編だけがいい映画もあったりするので…。
http://actcine.com/houkyo/
次に「ファイヤーウォール」は、ハリソンフォード主演、
久々にお得意のサスペンスで、敵役はポールベタニー。
http://wwws.warnerbros.co.jp/firewall/
「立喰師列伝」は、オタク界の巨匠?押井守の異色作。
カンヌ出品では、あんなにメディアが集まったくせに、
こういう作品になると、誰も取り上げもしないのね…。
本誌は取り上げます。押井守、注目してますから。
http://www.tachiguishi.com/
15日からは以下の2本。
「リバティーン」は古き英国を舞台に、
ジョニー・デップが色魔を演じる耽美な作品。
共演はサマンサ・モートン。彼女の映画は見すぎかも…。
http://www.libertine.jp/
「君とボクの虹色の世界」は、女流監督による、
素朴な日常ヒューマンドラマの群像劇らしいです。
カンヌのカメラドールを受賞したらしい。へえ。
http://www.kimiboku.jp/
22日からは以下の3本。
テレンス・マリック、ウォシャオスキー兄弟、
そしてフランソワ・オゾンとそうそうたる面々が、
顔を揃えた豪華な1週間になりそう。
「ニューワールド」
http://www.thenewworld.jp/
「Vフォーヴェンデッタ」
http://wwws.warnerbros.co.jp/vforvendetta/
「ぼくを葬る」
http://www.bokuoku.jp/
というわけで、これからもお楽しみに。
★最新情報はブログにて!!…………………………………………
ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/
※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!
ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。
また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!
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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
Vol.547 2006年4月5日
発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
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