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★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2008年08月01日

メルマガVol.810「ぼくの大切なともだち」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                   _________
  Vol.810「ぼくの大切なともだち」★★★  2008.6.27(金)
 ̄                    ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   古美術商の男が、友だちがいないと指摘され、とても憤慨。
   彼は親友を紹介すると宣言したが…実際に誰も見つからない。

  【2】Michelin
   渋谷ル・シネマでの単館上映。それなりには混んでいる。

  【3】Review
   珍しく可も不可もない印象。しかし友情を深く考えさせる。

  【4】Column
   あなたの友だちは誰ですか?それは、小さな積み重ね。

___________________________________________mon meilleur ami

当たり外れの大きい?パトリス・ルコント監督の新作はコメディ。
でもダニエル・オートゥイユ主演のときは、けっこう面白いかも。
内容は、あるオジサンが、突如として親友を作ろうとするらしい。
でも、友だちって作ろうとしてできるものじゃあ、ないですよね?

<オフィシャルサイト>
http://www.wisepolicy.com/mon_meilleur_ami/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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古美術商の男が、誕生日の席で友だちがいないと指摘され、憤慨。
彼は親友を紹介すると、賭けに出るのだが、実際に誰もいない。
焦った彼は、さまざまなハウツーを探り、悩みまくった結果に、
気のいいタクシー運転手をお手本に、頑張ろうとするのだが…。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
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渋谷ル・シネマでの単館上映です。
それなりに混んでいるみたいです。
週末は満席かも?いちおうサイトもご確認を。
http://www.bunkamura.co.jp/cinema/time/

▼渋谷 ル・シネマ
10:55/13:05/15:15/17:25/19:35〜21:30(終)


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┃3┃ Review (観おわったあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★★
ストーリー :★★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★

>テーマ ★★★★<
自分自身にとって友だちとは何かを、深く考えさせてくれる。
厳しいようだが、実は温かいラストへの展開にも心が和む。

>ストーリー ★★★<
単純な展開で、ちょっとした笑いでのんびりつないでいき、
最後には皆さんご存知の番組が現れたり、しゃれっ気たっぷり。

>キャスト ★★★<
オートゥイユは意外とこういう2.5枚目の役が上手いので安心。
運転手の男の緊張と慌てぶりも、親近感をかもしだしている。

>スタッフ ★★★<
ルコントらしいオリジナリティは少ないが、ありがちなハウツー、
テレビ番組の活用など、いつものフランス流のセンスはたっぷり。

>総評 ★★★<
面白かったです。感動というほどではないですが。
親友を必死で探す男の奮闘に、人間関係の難しさ、
友情のありがたみを、じっくり考えさせる映画です。

もちろん、ユーモアもたっぷりに効いているので、
最後までクスクス笑いながら、考えさせるのがフランス流。
オートゥイユの演じる、人間のイヤな部分、憎めない部分、
いろいろと考えさせて、最後にちょっと感心させてくれる。

ただ、ルコントにしては、失敗はしていないわりに、
傑作にもなっていないので、ちょっと不思議ではあります。
ま、フランス映画が好きな人や、肩肘はらない映画を求める方に。


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

あなたの友だちは、誰ですか。
面と向かって訊かれると、なかなか答えるのは難しい。

古美術商の男は、すっかり面食らう。
骨董品の転売で、金もうけしか考えていない。
カネにしか興味がない彼にとっては、
他人はカネを生み出す道具にしか見えない。

いろんなハウツーを頼ってみるが、
それが有効な解決策になるわけがない。
出会い系のダイヤルもあるわけだが、
ヴァーチャルから親友になるのも難しい。

見た目がよければ、人も寄ってくると、
タクシー運転手の言葉を信じて、
彼も3つのSを実行に移すのだが。

Sympathique, Souriant et Sincere.
感じが良くて、笑顔で、誠実で。
そんなフリをしたところで、正体はバレる。

侮辱的な発言、場をわきまえない失言、
いいところを見せようとして、
頼んでもいないのにカネを出す不作法。

カネしか、彼には自信がないのだ。
それを彼も、どこかで分かっているから、
最後にはカネを出して、友情を買おうとする。

別に、根っからの悪人なワケじゃない。
本当は、娘や他人のことを、気にかけている。
でも、だからどうすればいいのか、分からない。

娘に無視され、共同経営者にも笑われ、
ビジネスの相手には罵倒されてしまう。
愛されたことのない彼は、愛し方が分からない。
傷ついたことのない彼は、その痛みが分からない。

信じていた相手に裏切られたら、
誰だって傷ついて、頭に来るでしょう?
そんな痛みを、時には考えたことがある?
不満や怒りは、カネや権力でごまかせても、
最後まで消えることは、決してないんだから。

誰だって、傷つくことはあるし。
間違いのない愛し方なんてないし。
失敗したり、ケンカすることはあるし。
自信がないのが、当たり前の人間。

そんな人間と人間が、仲良くなったり、
ケンカしたり、そして仲直りしたりして。
小さな出来事を積み重ねて、ようやく最後に、
「この人は裏切らない」という自信が出てくる。

それが、友情って言うんじゃないかしら。
それが、友だちって言うんじゃないだろうか。

あなたの友だちは、誰ですか?
幸いなことに、私にはそれなりに思い当たる。
もちろん、絶対の自信は、誰にもないのだけれど。

2008/6/27 渋谷ル・シネマにて。


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┃6┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「歩いても 歩いても」…………………………………

「誰も知らない」で、一躍メジャーにもなった是枝監督の新作。
前回は時代劇でしたが、今回は得意の現代劇に戻ってきた模様。
キャストはお馴染みのYOUの他、阿部寛、樹木希林、原田芳雄など、
なかなか豪華です。久々に沈黙の是枝ワールドが全開、ですか。

で、次回もお楽しみに。次回は来週火曜の予定。
http://www.aruitemo.com/


★今後の予定など………………………………………………………

来週のもう1本は、イーストウッドの盟友?、
ポール・ハギス監督がまたもオスカーを照準にした
「告発のとき」を観にいく予定にしております。
http://www.kokuhatsu.jp/

来月はいよいよ7月。
夏休みをひかえて待っているのは…、
そうか、ジブリの新作ですね。
うーん、そろそろ面白くない予感もあるが。

個人的には「純喫茶磯辺」に期待してます。
理由は、本誌読者の皆さまはお分かりのハズ…。
まあ、それだけじゃなく予告編も良かったのですが。

「純喫茶磯辺」http://www.isobe-movie.com/
「カメレオン」http://www.c-leon.jp/
「スピードレーサー」http://wwws.warnerbros.co.jp/mach5/
「崖の上のポニョ」http://www.ghibli.jp/ponyo/
「ジャージの二人」http://ja-zi2.jp/
「たみおのしあわせ」http://tamiono.jp/indexp.html
「帰らない日々」http://www.kaeranaihibi.jp/
「敵こそ、我が友」http://www.teki-tomo.jp/

というわけで、これからもお楽しみに。


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

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小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
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ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.810 2008年6月27日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2008 Ak. All rights reserved.
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posted by Ak. at 14:40| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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