現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2008年07月08日

メルマガVol.805「ぐるりのこと。」★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
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【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                ____________
  Vol.805「ぐるりのこと。」★★★     2008.6.16(月)
 ̄                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   出版社で働く完璧主義の妻と、定職もないのに気ままな夫。
   二人は子作りをはじめ、衝突しながらも愛しあうのだが。

  【2】Michelin
   渋谷シネマライズ、シネスイッチ銀座での2館上映。

  【3】Review
   笑いを抑え、夫婦の苦しみと再生を静かに淡々と描く。

  【4】Column
   人生には必ず、悲劇が付きまとう。それは逃げられない。

_____________________________________________ぐるりのこと。

寡作で知られる橋口亮輔監督、「ハッシュ!」以来の新作。
今回も6年ぶりだそうで。ああ、本誌もそれ以上やってるんだ…。
主役には木村多江、リリー・フランキーという顔合わせを起用。
今回は、ぎこちない二人の愛を、ゆっくり、ありのままに描く。

<オフィシャルサイト>
http://www.gururinokoto.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
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出版社で働く完璧主義の妻と、定職もなく女たらしの気ままな夫。
計画的な子作りと家庭作りを始める妻に、夫はすっかり戸惑う。
しかし、二人の行く手には、思いもよらない悲劇や不運があり、
妻は次第におかしくなっていき、夫はどうすればいいか分からず…。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

シネスイッチ銀座、渋谷シネマライズでの2館上映です。
たぶん、週末はけっこう混んでいると思います。

渋谷も銀座も、同じようなスクリーンではありますが、
渋谷は全席指定ですが、銀座は並ばなくちゃいけません。
ご参考までに。

▼銀座 シネスイッチ銀座
10:10/13:10/16:10/19:10〜21:45(終)

▼渋谷 シネマライズ
〜6/20(金) 10:30/13:25/16:20/19:15〜21:50(終)
6/21(土)〜6/22(日) 9:00/11:55/14:50/17:45/20:40〜23:15(終)


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┃3┃ Review (観おわったあなたへ)
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【ポイント】★★★

<内訳>
テーマ   :★★★★
ストーリー :★★
キャスト  :★★★★
スタッフ  :★★★

>テーマ ★★★★<
人生には悲しみがつきもので、どこまで目を逸らさずにいられるか。
そこに、夫婦や家族が混在しているので、ちょっと分かりづらい。

>ストーリー ★★<
のんびりと、夫婦生活の10年を描く内容。2時間を超えるが、
山あり、谷ありの状況と、主役の二人の活躍で飽きずにつなぐ。

>キャスト ★★★★<
何を考えているか分からない、リリー・フランキーははまり役。
得意の下ネタも冴えわたる。豪華なカメオ出演にも驚かされる。

>スタッフ ★★★<
今回は絶妙なトークは役者に任せ、笑いをとる場面も抑え気味。
本当にのんびりとありのままを撮った感じで、同居人の気持ちに。

>総評 ★★★<
うーん。面白かったけど、ものすごく感動するでもない。

橋口亮輔の映画だから、きっと笑えると思っていた。
それが逆に、流行りの、のんびり自然体な演出で驚いた。
そこが期待と違っていたからなのかなあ。

本当は、「目を背けてもしようがないよね」という、
テーマがあるはずのようで、夫婦や家族も存在していて。
ちょっとゴチャゴチャな感じも、前作と違うんだなあ。

しかし、リリー・フランキーは何でもできるんだなあ。
この、素朴なうさんくささは、どこから来るんだろう。
それでいて嫌みがないんだから、まいっちゃうなあ。
多江さんでなくても、女性陣はこれにイチコロなのか…。


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

誰もがきちんと頑張れば、
幸せになれるというわけではない。

どこからどうみても、ダメ男の亭主。
「私がしっかりしなくちゃ!」と思う女性が、
どうやら、こういう男に引っかかるものらしい。

仕事はもちろん、自分がバリバリに働くし。
家も自分が決めるし、門限だって決めちゃう。
そして子作りの日付まで、決めちゃうんだから、
彼女の完璧主義は、なかなか見上げたものである。

ただ、残念ながら、きちんと頑張れば、
誰もが幸せになれるというわけではない。

バブルが弾けて、貧乏になってしまうかも。
夫が、他の女に手を出して消えてしまうかも。
子どもが、きちんと生まれて来ないかも。
そして自分が、いつか病に倒れてしまうかも。

人生はいつも、地図の上に描かれた、
舗装道路の真ん中を、歩いていけるわけではない。
時には道から外れたり、あるはずの道がなかったり。

じゃあ、どうすれば人は幸せになれるの?
私は、最初からずっと間違っていたの?
気がつけば、ダメ男の夫の方が稼いでいる!
プレゼントなんて買って、気を遣ってさえいる!

それは私の役目のハズだったのに。
どうして、あなたは私のそばにいるの?
私の考えていたあなたは、そうじゃない。
私の考えていたワタシは、こんなんじゃない!

目を閉じて、泣きわめいて、耳をふさいで。
ずっと逃げていく、人たちがいる。
逃げて、逃げつづけて、死を選ぶ人まで。

夫は、そんな妻をどうすることもできない。
愛していると伝えるのも、不器用で難しい。
毎日、ずっとキミのことだけを考えている。
…なんてウソも、ちょっとどうかなあ…。

人生には、いろんなことがある。
子どもを殺されたり。殺人鬼に出逢ったり。
汚職に手を出したり、仕事を無くしたり。

法廷を見ていると、人生に訪れる、
さまざまな「道なき道」を身につまされる。
見たくない。こんなもの、誰も見たくないよね。

でも、もしもたどりついてしまったら。
きっと、受け止めなくちゃいけない。
それは、「愛してる」とかで済むもんじゃない。
それは、きちんと頑張れば逃げられるものでもない。

むしろ、頑張らなくてもいいよね。
ありのままに、生きられればいいよね。
素直に寝転がって、手をつなげればいいよね。

そんなときもある。
もちろん、それは猛烈に哀しい。
でも、どうしようもないんだ。

自分は、自分以上にはなれないんだから。
逃げられないし、逃げたら遺される人がいる。
せめて精いっぱい、そこで踏みとどまれたら。

きっとまた、頑張りやさんだったワタシとは、
また別の世界が、目の前に開けてくるのかも知れない。

2008/6/16 渋谷シネマライズにて。


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┃6┃ 次回予告 ほか
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その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「イースタンプロミス」…………………………………

「ディパーテッド」や「アメリカンギャングスター」など、
どうやらノワール映画に復活の兆し。で、いよいよ本物が登場?
そう、クローネンバーグが前作に続いてモーテンセンを起用し、
本物の暴力をオリジナルに描く話題作にして、オスカー候補作。

で、次回もお楽しみに。次回は水曜の予定。
http://www.easternpromise.jp/


★今後の予定など………………………………………………………

今月も、残り半分になりましたが。
最大の話題作はやっぱり「インディジョーンズ」。
相当、混むんだろうなあ…凄そうだなあ…。

そしてオスカー受賞作の「JUNO」。
エレン・ペイジが芸達者だと言うことは、
前作で証明されては、いたわけですが。

というわけで、これからもお楽しみに。

「JUNO」http://movies.foxjapan.com/juno/
「ぼくの大切なともだち」
http://www.wisepolicy.com/mon_meilleur_ami/
「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」
http://www.indianajones.jp/
「西の魔女が死んだ」http://nishimajo.com/
「歩いても 歩いても」http://www.aruitemo.com/
「告発のとき」http://www.kokuhatsu.jp/


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.805 2008年6月16日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2008 Ak. All rights reserved.
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posted by Ak. at 16:40| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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