現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2008年06月30日

メルマガVol.803「リボルバー」★★

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_             _______________
  Vol.803「リボルバー」★★        2008.6.10(火)
 ̄              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   自分を罠にはめたカジノ王への復讐を図る男が、逆に、
   彼から追われる立場に。すると謎の男たちが彼を助ける。

  【2】Michelin
   渋谷シネマライズでの単館上映。そんなに混んでいない。

  【3】Review
   せっかく面白いのに、どうしてこの結末になるのか?

  【4】Column
   どちらが騙されているのかは、結末からしか分からない。

___________________________________________________Revolver

「ロックストック…」から、独自の絵作りで頭角を現してきた、
ガイ・リッチー監督の新作。前作は奥さん(マドンナ)を起用し、
タイトル通りにSwept Awayされてしまったわけですが、しかし、
本業のクライムサスペンスに戻ってくれば、また違う、はず。

<オフィシャルサイト>
http://www.astaire.co.jp/revolver/


┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

自分をはめたカジノ王への復讐を図る男が、逆に殺し屋を放たれ、
命を狙われるハメに。すると彼を救う謎の二人組が現れて、
言うことを聞けという。彼は泣く泣く、有り金をはたくのだが、
果たして二人組の狙いは何か?そして彼は、生き残れるのか?


┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

渋谷シネマライズでの単館上映です。
そんなに混んでません。
週末以外なら、何時でも大丈夫じゃないでしょうか。
いちおう全席指定なので、気になる人はお早めに。

▼渋谷 シネマライズ
12:30/15:00/17:30/20:00〜22:10(終)
※14(土)からは10:00の回もあり


┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃3┃ Review (観おわったあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【ポイント】★★

<内訳>
テーマ   :★★
ストーリー :★★
キャスト  :★★★
スタッフ  :★★★★

>テーマ ★★<
「策略」を徹底的に描く映画なのだが、前半はともかくとして、
後半はまさに映画の作り手としても、策士策に溺れてしまう。

>ストーリー ★★<
前半の設定から、謎の二人組の行動にはめられるまでは面白い。
しかし後半から突如、物語は壊れてしまい…この結末は、何?

>キャスト ★★★<
ジェイソン・ステイサムら、とにかくひと癖ありそうな人物を、
うまく配するキャスティングは、ガイ・リッチーのセンスが光る。

>スタッフ ★★★★<
映像的には、アニメの取込も、スローも逆回しも、相変わらず、
いろいろな効果に取り組み、斬新でスタイリッシュ。面白い。

>総評 ★★<
何で、このオチになっちゃったんだろうな…。
前半はそれなりに、リズムも良く、設定も面白く、
誰がどういう策略を練っているのか、考えさせられるのに。

後半の展開とこのオチは、ちょっとひどい。
前半を観ながら、真面目に推理していた自分が、
これじゃあまるで、バカみたいじゃないですか?!

映像的には、いつもどおりのガイ・リッチー。
ナイキのCMはヨーロッパでも大人気だそうで、
彼の絵作りの面白さは、確かに光るんですが…。


┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

自分の敵は、いちばん気づかないところにいる。
カエサルの言葉だそうだが、彼の末路を思えば、
この言葉には、いっそうの重みを感じるだろう。

戦争を回避すれば、敵を利するだけである。
ビジネスにおいて守るべきは、何よりも投資。
この映画では、次々と昔の金言、格言が現れて、
そして主人公たちは、その「ルール」に従っていく。

昔の人々の言葉には、さまざまな意味がある。
多くの人々が、多くの経験を経て、
最後に得た結果には、価値があることも多い。

この映画の主人公のように、
常に、誰かを陥れることによって、
自らを満たそうと考える場合は、
特に、そうした「ルール」が有益だろう。

ルールは、他人の気づかない動きを規定するのだ。
信用すべき人間が、実は裏切っていたり。
耳を傾けるべきものが、実は身近に存在したり。

判断を迷ったときに、優先すべきものがなにか、
他人の行動をうまく想定することで、
昔の人々の言葉は、利益をもたらしてくれる。

だから、詐欺師はルールを重視するのだ。
詐欺師は、カモをおびき出していく。
カモは、自分の利益を信じて行動する。
詐欺師は、その間違いを手助けしていくだけ。
最後は、それが自分の利益になると信じて。

でも、ひょっとして、それが相手の策略なら?

砂時計をひっくり返すようにして、
利益を得るはずの人間が、利益を奪われる。
騙しているはずの人間が、騙されている。
そんな展開は、人生には往々にしてあるのだ。

ルールを信じているはずが、ルールに騙されている。
なぜなら、ルールは誰もが知っているものだから。
同じルールをお互いに知っている以上は、
実は、どちらも騙し、騙されている可能性が高いのである。

それは、映画作りにしても同じだと思う。
クライムサスペンスは、観客を騙すエンターテイメント。
きっとガイ・リッチーは、物語という砂時計を、
ひっくり返そうと、何度もひっくり返そうとして、
こんな結末になってしまったに違いないのである。

まさに、策士策に溺れてしまった。
それも、誰もが知っているルールのはずなのだが…。

2008/6/10 渋谷シネマライズにて。


┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃6┃ 次回予告 ほか
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「シークレットサンシャイン」…………………………

カンヌ映画祭で主演女優賞を獲得したという韓国映画。しかし
内容は、息子を失った母親の痛切な物語という暗いものらしい。
脇を固めるのは、いまや何でもできる名優ソン・ガンホ。
そういえば最近、韓国映画はキム・ギドクしか観てないような…。

で、次回もお楽しみに。次回は木曜の予定。
http://www.cinemart.co.jp/sunshine/


★今後の予定など………………………………………………………

金曜は「ぐるりのこと。」の予定。
橋口亮輔監督の「ハッシュ!」以来の新作です。
主演は木村多江。個人的には楽しみにしています。
http://www.gururinokoto.jp/


今月はだいたい、以下のような予定。
最大の話題作はやっぱり「インディジョーンズ」。
相当、混むんだろうなあ…凄そうだなあ…。

そしてオスカー受賞作の「JUNO」。
エレン・ペイジが芸達者だと言うことは、
前作で証明されては、いたわけですが。

個人的に気になるのは、クローネンバーグだなあ。
「イースタンプロミス」は、前作と同じく、
ヴィゴ・モーテンセンと組んだサスペンス映画。
ノワールな雰囲気が、他とは一線を画しそう。

というわけで、これからもお楽しみに。

「JUNO」http://movies.foxjapan.com/juno/
「イースタンプロミス」http://www.easternpromise.jp/
「ぼくの大切なともだち」
http://www.wisepolicy.com/mon_meilleur_ami/
「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」
http://www.indianajones.jp/
「西の魔女が死んだ」http://nishimajo.com/
「歩いても 歩いても」http://www.aruitemo.com/
「告発のとき」http://www.kokuhatsu.jp/


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.803 2008年6月10日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2008 Ak. All rights reserved.
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


◎映画のなかの人生、映画のような人生。
のバックナンバー・配信停止はこちら
http://archive.mag2.com/0000197069/index.html
posted by Ak. at 12:12| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。