現在公開中の作品一覧(首都圏)

★★★★☆「つぐない」
 ★★★★「4ヶ月、3週と2日」
 ★★★★「マイブルーベリーナイツ」
 ★★★☆「モンテーニュ通りのカフェ」
 ★★★☆「マンデラの名もなき看守」
 ★★★☆「愛おしき隣人」
  ★★★「ブレス」
  ★★★「ノーカントリー」
  ★★★「ランジェ公爵夫人」
  ★★★「王妃の紋章」
  ★★★「フィクサー」
  ★★☆「I'm not there.」
  ★★☆「There Will Be Blood」
  ★★☆「ミスト」
   ★★「チャーリーウィルソンズウォー」

今後は「インディジョーンズ」「JUNO」「イースタンプロミス」ほか

2008年06月17日

メルマガVol.799「アフタースクール」★★★★

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☆ ★ ☆  映画のなかの人生、映画のような人生。 ★ ☆ ★
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【映画とは、人生を2時間で切りとるもの】
映画が魅せる、人間のやさしさ、弱さ、強さを、いっそう鮮烈に、
そしてもっと映画を観たくなる、ひと味違うメールマガジン。


_                  __________
  Vol.799「アフタースクール」★★★★   2008.5.27(火)
 ̄                   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  【1】STORY
   ある会社員が、家に妊婦を残して失踪。後を追う探偵に、
   男の同級生が巻き込まれていくが、彼には意外な事実が…。

  【2】Michelin
   シネカノン有楽町、ユナイテッドシネマなどでやってます。

  【3】Review
   どんでん返しの連続のなかに、うまく人生を潜り込ませた。

  【4】Column
   誰が正しいのかは、最後まで分からない。それが人生だから。

_______________________________________________After School

「運命じゃない人」の内田けんじ監督による、3年ぶりの新作。
今回も大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人ら、ちょっとクセモノな
役者たちを揃えて、日常生活がだんだんずれていく内容らしい。
やっぱり練られたシナリオで、いろいろ仕掛けがめいっぱいです。

<オフィシャルサイト>
http://www.after-school.jp/


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┃1┃ STORY (観ていないあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ある会社員の男が、家に妊婦を残して失踪。その男の後を追って、
会社の上役と、怪しい探偵が調査を始め、同級生の男に行き当たる。
探偵はその男を探偵作業に巻き込んで、男の所在に近づくのだが、
そこには女と大物ヤクザが関係して、事態は意外な方向へ向かう。


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┃2┃ 上映館ミシュラン (観ていないあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

シネカノン有楽町、渋谷シネクイントほか、
シネコンではユナイテッドシネマなどでやっています。

筆者はレイトショーで観てしまったので、
何とも言えませんが、混んではいないでしょう。
まあ、週末はそれでも気をつけた方がいいとは思いますが。

▼有楽町 シネカノン有楽町2丁目
11:10/13:30/15:50/18:30/20:50〜22:50(終)

▼渋谷 シネクイント
10:30/12:45/15:00/17:15/19:30/21:30〜23:20(終)

▼池袋 池袋HUMAXシネマズ4
〜5/30(金) 10:30/12:45/15:10/17:35/20:00〜21:55(終)
5/31(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼豊洲 ユナイテッド・シネマ豊洲
〜5/30(金) 10:45/13:15/16:30/19:15/21:30〜23:22(終)
5/31(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼豊島園 ユナイテッド・シネマとしまえん
〜5/30(金) 9:45/12:00/14:15/19:00/21:15〜23:07(終)
5/31(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい

▼東武練馬 ワーナー・マイカル・シネマズ板橋
〜5/30(金) 9:40/12:00/14:20/16:50/19:15/21:40〜23:40(終)
5/31(土)〜 時間は直接劇場へお問い合わせ下さい


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┃3┃ Review (観おわったあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

【ポイント】★★★★

<内訳>
テーマ   :★★★★
ストーリー :★★★★★
キャスト  :★★★★
スタッフ  :★★★

>テーマ ★★★★<
昔の同級生という設定から、他人の本当の素顔を捉えることが、
いかに難しいか、友情が困難かを紐解くあたりが、今回は面白い。

>ストーリー ★★★★★<
次々と、どんでん返しが続く後半は必見。分かっているつもりで、
きっと多くの人が騙されるはず。小さな笑いに満ちた展開も○。

>キャスト ★★★★<
不遜な探偵の佐々木蔵之介、どう見ても人の良さげな大泉洋ら、
役者がどんでん返しをサポートしているので、ドラマが成り立つ。

>スタッフ ★★★<
基本的には物語と展開に軸をおく監督なので、見た目はテレビ風。
風俗街から高級ホテルまで、大都市の光と影に目配りもきく。

>総評 ★★★★<
とても面白かったです。物語が二転三転して。
これは前作と同じ印象。シナリオは練られている。
細かいギャグやユーモアも、場面場面をうまくつなぐ。

そして今回は、ちゃんとしたテーマがあって、
最後にはそこにドラマが収束するようになっている。
人間の見た目と本質は、全く違うということ。
人によっては、最後にちょっと感動するかも。

いろんな意味で、2時間弱をきっちり楽しませてくれる。
こういうシナリオでこういう映画は、
次々と作るのは難しいでしょうが、
内田けんじという監督は、確固たる足場を築いた印象。


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┃4┃ Column (観おわったあなたへ)
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

人は、見かけによらないものである。
分かってはいるが、実際には難しい。

良きパパに見えるのに、失踪したサラリーマン。
どうして彼は、女と密会をしていたのか。
そして、どうして肝心の時にいなくなった?

彼を捜している謎の人々がいる。
謎のサラリーマンと、謎の探偵。
自らのカネのために働く探偵の男は、
さまざまなツールで、確信に迫っていく。

探偵が探しあてた、人の良さそうな同級生。
それは母校の中学教師であり、
典型的なジャージ姿の先生であり、
彼は失踪の理由を、知っているはずがない。

同級生の失踪に、興味を示すこの教師を、
探偵は上手く使いながら、調査は進む。
途中に出てくる、うさんくさい大会社。
途中で出逢う、見るからにヤバいヤクザ。

探偵は、「そんなもんだ」と思っている。
一見、クリーンな人間が、犯罪に絡んでいる。
異性関係やギャンブルで、カネの悩みを持っている。

どこかで罪深い欲求を満たそうとして、
人は、誰にも言えない部分を持っているはず。
それを探し、それをネタに、情報を渡し、
情報を手に入れ、探偵は生きてきたのだ。

つまり、誰もかもを疑っているから、
人はどうしようもないと分かっているから、
探偵は、自分の仕事を見つけてきたのである。

一方で、学校はその逆だ。
学校は、信頼を教えるための場所だ。
友だちを、学ぶためのところだ。

確かに、他人は自分の知らない部分を、
いくつも、いくつも持っているに違いない。
しかし、それでも裏切らない人間はいる。

部活動や、クラス活動で、ともに過ごし、
ひとつずつ、信頼を積み重ねていくことが、
友を作ることであり、人生の試金石となる。

なぜなら、そういう人間を探せる人間が、
友を作り、人を愛する人生を送れるようになり、
それができない人間が、社会を憎み、
卑屈な物の見方で、生きていくようになるからだ。

しかし、とはいえこの教師。
何を見ても、何が起きても、
彼は同級生を信じ、信じつづけている。
それはいったい、なぜなんだろう?

それもまた、人が見かけによらないから。
誰も知らないはずのことを、
誰かが知っているように、
この映画を観ている私たちもまた、
この映画の人物たちを、何も分かっていないのである。

2008/5/26 ヒューマックスシネマズ池袋にて。


┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃6┃ 次回予告 ほか
┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
その他、筆者からのお知らせなどなど。


★次回予告「パリ、恋人たちの2日間」……………………………

ジュリー・デルピーが、ついに自分で監督・主演した恋愛ドラマ。
アメリカ人の彼氏とパリを旅するうちに、彼女の過去が明かされて、
ドタバタのうちに、微妙に二人の関係が変化していく物語らしい。
要は「ビフォア・サンセット」などのフランス女性版、なの?

で、次回もお楽しみに。次回は金曜の予定。
http://www.paris-2days.com/


★今後の予定など………………………………………………………

来月はだいたい、以下のような予定。
最大の話題作はやっぱり「インディジョーンズ」。
相当、混むんだろうなあ…凄そうだなあ…。

そしてオスカー受賞作の「JUNO」。
エレン・ペイジが芸達者だと言うことは、
前作で証明されては、いたわけですが。

個人的に気になるのは、クローネンバーグだなあ。
「イースタンプロミス」は、前作と同じく、
ヴィゴ・モーテンセンと組んだサスペンス映画。
ノワールな雰囲気が、他とは一線を画しそう。

あとは、サラ・ポーリーが監督業に進出して、
いきなりオスカーにノミネートされたという、
「アウェイフロムハー」も、内容が気になるところ。

というわけで、これからもお楽しみに。

「アウェイフロムハー」http://www.kimiomo.com/
「山桜」http://yamazakura-movie.com/
「ぐるりのこと。」http://www.gururinokoto.jp/
「シークレットサンシャイン」
http://www.cinemart.co.jp/sunshine/
「リボルバー」http://www.astaire.co.jp/revolver/
「JUNO」http://movies.foxjapan.com/juno/
「イースタンプロミス」http://www.easternpromise.jp/
「ぼくの大切なともだち」
http://www.wisepolicy.com/mon_meilleur_ami/
「インディ・ジョーンズ クリスタルスカルの王国」
http://www.indianajones.jp/
「西の魔女が死んだ」http://nishimajo.com/
「歩いても 歩いても」http://www.aruitemo.com/
「告発のとき」http://www.kokuhatsu.jp/


★最新情報はブログにて!!…………………………………………

ブログには過去掲載作などがまとめて載っています。
http://filmandlife.seesaa.net/

※ 実はケータイからも同じアドレスでみられます。要Check!

ブログなら、かしこまったメールをすることもなく、
小さなコメントや、筆者へのリクエストを書き込めます。

また、筆者が映画を見終わった直後の感想や、休刊情報、
映画とは全く関係ない筆者の近況まで、いろいろ掲載中。
ぜひぜひアクセスしてください!!


★これまでのバックナンバー…………………………………………

バックナンバー、メルマガの紹介や登録関係などについては、
それぞれ以下のページをご参照くださいませ。

http://www.mag2.com/m/0000197069.html(まぐまぐ)
http://www.melma.com/backnumber_33635/(メルマ)

メルマのバックナンバーは、第1号から掲載されています。
ただし検索機能がついておりませんので、
ここ2年については、ブログの方が探しやすいと思います。
http://filmandlife.seesaa.net/(筆者のブログ)


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【映画のなかの人生、映画のような人生。】
 Vol.799 2008年5月27日
 発行者:Ak. http://filmandlife.seesaa.net/
 (C)2001-2008 Ak. All rights reserved.
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